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広く弱くつながって生きる 佐々木俊尚

昨年からほぼ毎日聴いているVoicy(音声プラットフォーム)。言い換えれば、声のブログみたいなものです。

このVoicy、何が良いかと言うと、”ながら”で聴けるというのが何よりもメリット。ジョギングしながら、洗濯を干しながら、風呂掃除しながらと言った感じで、それはもう非常に便利。

クリエイターさん達にとっても、Youtubeで動画作成するよりも圧倒的に手間が楽。さらに文字でブログを書くよりも楽、そして自分の考えや言いたい事を、言葉と言う想いを乗せて発信ができる点がメリットとなり、Voicyのパーソナリティ=発信者の数もどんどん増えているようです。

そんなVoicy、現在フォローしている方は、4人。ちきりんさん、木下斉さん、佐々木俊尚さん、伊藤洋介さん。

はじめは、ちきりんさんだけでしたが、そこから派生してこの4方の放送をせっせと聴いています。

その内のひとり、ジャーナリストの佐々木俊尚さん。元々毎日新聞社で警視庁捜査一課などを取材担当されていた経歴をお持ち。話のネタも幅広く深いもので、Voicyのタイトル通り、「毎朝の思考」として、色々と考える気づきを与えてくれています。

著書も書かれており、図書館で予約したこの本、「広く弱くつながって生きる」を読んだ感想を残したいと思います。



❝ 組織の考え方が全部ヒエラルキーになっているからです。ヒエラルキーという固定化された構造があり、それに則ってうまく物事を進めないといけない。❞


会社組織というのは、驚くほど縦の関係で成り立っており、中々フラットな関係は築けないものです。私自身、ヒエラルキーの無い組織に身を置いたことがなく、今働いている会社でも、体質的には旧日本軍となんら変わりの無い体制のもと、粛々と働いています。

とはいえ、日本企業で働く以上、そのどうしようも無い部分は割り切って、普段の仕事をやっているのもまた事実。

本来、チームとして働くのであれば、各々が活かせる領域において、それぞれがリーダーシップを発揮して、熱量を高く持って推進できることが理想形。

現実的には、この強烈なヒエラルキーのもと、”Look Eastしかり”、”Look 社内の幹部”しか見なくなり、全ての判断が上のご意向に則って物事が運ぶ仕組みが形成されていくわけです。


❝ 弱いつながりを手に入れるノウハウは、まずは社会活動をきちんとやる必要があるでしょう。

ボランティアでもサークル活動でもかまいません。フェイスブックなどを見ると山ほどイベントがありますので、

何らかの催しに積極的に参加してみることが大事 ❞


では、ヒエラルキーの無い組織とはどんなものでしょうか。佐々木さんは、この本で、”弱いつながり”という表現でヒエラルキーの無い組織を表し、弱いつながりが持てる方法を教えてくれています。

私は、ボランティアに興味が無いわけではありませんでしたが、今まで経験ゼロ。これを機に何かしらのアクションにつなげていきたいと思います。早速フェイスブックでチェック。まずは行動が大事。


❝ 友達に見返りを求めない。私にとって友達の定義は、利害関係の無い人。❞


当たり前のことだけど、たしかに友達ってそうだなと。友達と呼べる人を思い返しても、利害関係の"利"の字も存在しない人達ばかり。そして、友達に見返りなんか求めてたら、絶対に友達という人間関係は築けないですよね。



❝ 人を判断する7条件

①自慢ばかりしている人

②誰かと知り合いなのを自慢する人

③自分にばかりベクトルが向いている人

④人の悪口や何に対しても文句ばかり言う人

⑤お説教の多い人

⑥物事を損得で考える人

⑦業界内の話しかしない人❞


大抵、この人とは気が合わないなーと思う時は、上のどれかに当てはまっていることが多いw。

自分への自戒も込め、自分がそうならないよう、これらの7条件は意識したい。



❝ フェイスブックの2つの利点

①人間関係の持続

②信用の担保 ❞


自分の周りでは、フェイスブックは段々とみんなやらなくなって来ている傾向。

なんとなくフェイスブックって、そもそものマンネリ化に加え、捉え方によっては自慢話しの場になってしまうこともあり、自己満の世界で終わってしまう事も多いのも衰退の要因かと。

とはいえ、自分としては、良いことをみんなにシェアできるなら、それで良いじゃんという考え方です。自分が感じて良いと思ったことを友達にもシェアし、それでもし何らかためになって、もしハッピーになって貰えるなら、それで良いのではというものです。

なので、佐々木さんも言っている通り、見ている人にとって、なるべく価値を与えられる情報提供ができるよう心がけて、フェイスブックは続けていきたいと思います。


❝ 大切なのは、笑顔、好奇心、謙虚さ 。ひとつにはいつも笑顔でいること。❞


年を取ると、上記のことって、忘れてしまいがちです。上記が欠けている人には、どうしても近寄りがたい存在になってしまいます。



❝ 継続的に社会にコミットしつつ、自分が生活できるだけのお金を得ることが一番理想的な人生。❞


人は生きていくうえで、何らな社会的なつながりを持って生きていかなければならない生き物です。その昔を辿れば、元々は狩猟採集民族として、集団行動してましたよね。

ですので、これからの人生、特に大事にしていかなければならないことは、仕事を抜きにして、どれだけ社会的なつながりを保っていけるかだと思います。

どれだけお金があって、FIRE(Financial Independence Retire Early)=経済的独立、が早い内にできたとしても、他者とのつながりも無いとしたら、全く面白味が無い人生になるのは明白。


❝ 家族で囲炉裏を囲む、友人達とバーベキューをするというイメージ。❞


佐々木さんが言っている上記のイメージ、こんな感じで人間関係を築けていけたら、本当幸せですよね。自分もそんな関係性、広く弱く、決してとぎれることの無く、つながっていける人間関係を作っていきたいと思います。



ではでは、ということで、今日も一日頑張って行きましょう!
Have a nice day!

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