新年早くも十一日!
今日は鏡開きの日だ!
朝はパン食だったが、昼食か三時のおやつで『お汁粉』か『善哉』を食べてみたいが『かみさん次第』だ!
さて私は近所の名前は知らぬが挨拶だけはしたり、すれ違ったりする人に勝手に『仇名』『ニックネーム』をつけて心の中で呼びかけたり、かみさんと確認しあったりしている。
『お疲れさんおばさん』!
この方は多分60歳代後半の方だが挨拶して別れ際に必ず何故か
『お疲れさーん』と元気な声で告げてくれる。
『画伯』!
この方は常にベレー帽をかぶっている。それで『画伯』と名付けた。
多分80歳代半ばぐらいだろうか。手に2、3冊の本を持っている。近くの図書室で借りてきたものかもしれぬが。
『古武士』!
この方も多分80歳代半ばか後半だ。
白髪で、小柄だが、常にきちんとした小ぎれいな身なり両の手の『拳』をきちんと握り悠然と歩いている。さながら『拳か剣客』。私はすれ違うたびにできるだけ同じスタイルで歩くようにしている。私が時に急に同じ格好で歩くのでその『古武士』は迷惑そうな面持ちをすることもある。ご無礼!
最後に
『重量挙げ』!
この方とは随分前からすれ違うことが多かった。
小柄だが、いかにも『重量挙げ』の選手を彷彿とさせる体つきで
私は当然『重量挙げ』と命名した。
名前は存じ上げぬが多分40歳代、いつの頃からか、出会うと挨拶を交わすようになった。
一度私は思い切って尋ねたことがある。
失礼ですが『重量挙げの選手』ですかと?
その方は即座に『いいえ』と答えてくれた。
新年今日は十一日。
この間に『重量挙げ』には出会ったが、『お疲れさんおばさん』にも
『画伯』にも『古武士』にも会えていない。少し心配だ。
それぞれが良き『年末年始』を過ごされたのだろうか!と。