童謡『赤とんぼ』を歌ってみた!
例によって娘のピアノ伴奏で『赤とんぼ』を歌ってみた。
三木露風作詞
山田耕筰作曲
『赤とんぼ』
三木露風がこの作詞をしたのは大正10年・1921年。
少年時代を兵庫県たつの市の祖父の家で過ごした頃を思い出して書いたのだ。
しかし山田耕筰が作曲をしたのは昭和2年になってからだという。
同じ年でないことが不思議に思える。
露風の両親は露風が幼い頃に『離婚』し彼は兵庫県の祖父の家で育てられたという。この作詞をした頃露風は北海道のトラピスト修道院で働いていて『たつの』を思い出しながら作詞したようだ。ちなみに露風の母親は北海道出身で露風は母を懐かしく思いながら北海道に渡ったらしい。ただ母に会えたかどうかは詳らかではない。
この童謡も不思議だ。『まぼろし』とか『姐や』とか『絶え果てた』とか。
短い曲ながら辿ると奥が深そうだ。
折角歌わせていただいたのだが『姐やは15で嫁に行き』は『ゆき』と歌わねばならぬところを『いき』と歌ってしまった。娘から注意されていたのだが『間違えた』!お許しを。
それにしても『ちいさい秋みつけた』を作詞した『サトウハチロウ』もまた幼い頃両親が『離婚』している。
それゆえ作品の奥底の『主旋律』は切なげで哀しいのかもしれない。