童謡『叱られて』を歌ってみた!
先日娘のピアノ伴奏で『叱られて』を歌ってみた。
勝手に覚えていただけで楽譜もちゃんと読めないので苦労した。
昔からなぜか好きな歌だったので挑戦できただけでもよかった。
『叱られて』は1920年(大正9年)の作品。
東京深川生まれの清水かつら作詞
弘田龍太郎作曲作品。
当時の少女雑誌『少女号』で発表されたものだ。
清水かつら21歳の時だという。
清水かつらは4歳の時2歳年下の弟を亡くし、その悲しみから心を患い実母は『離縁』された。つまり幼くして『母』と生き別れたそうな。
清水家にはその後『継母』が入り、義弟も生まれ複雑な思いの中で『少年時代』を過ごしたのであろう。
無論『奉公』に出されたわけではないが『実母』を慕う心と奉公に出された『少女』の切なさを重ね合わせてこの作詞をされたようだ。
一番の歌詞では『あの子』と『この子』の2人が登場する。多分『自分』と『弟』なのであろう。
二番の歌詞の中では『2人のお里はあの山を越えてあなたの花のむら』とあるが『あなたは彼方の意味のようだが、私には別れた母をあなた』と歌ったように思えてならない。
歌じまいの最後の一行は
『ほんに花見は いつのこと』
清水かつらは実母と『花見』がしたかったのだろう!
童謡『叱られて』の『記念碑』は埼玉県和光市にあるという。
何気に『口ずさむ童謡』についても思えば『知らぬことばかり』なり!
『反省』頻りだ。
ユーチューブ『よしかわチャンネル』に立ち寄ってみてくださいな。