『黒牢城』見事!
米澤 穂信さんの『直木賞受賞作品』をようよう読了した。
傑作。切り口が見事。
荒木村重と黒田官兵衛の物語。
これまで誰も焦点を当てなかった世界。
時代小説にまだかくも『隙間』があろうとはよもや思いもしなかった。
この頃は読書の折りの『集中力』も希薄になりしたがって一月くらいかかってしまったが、『傑作』への評価への『目の曇り』はない。
とても『叶わんなあ』と思った。
戦国の世が急に身近に感じられたが、かといって戻ってみたくはない。
コロナの世とはいえ今の時代の方がはるかにいいとも思った。
しかし今の日本に『村重や官兵衛や信長や秀吉や光秀』はおらぬのだろうか。
『令和戦国時代』を読んでみたい気もするが・・・