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中富良野発『暑中見舞い』!

この時期必ず北海道中富良野町のDさんご夫妻から『暑中お見舞い』のハガキが届く。

三十数年前の『のど自慢』の出場者だ。お二人はその時結婚されていた。

それ以後必ず『年賀状』と『暑中見舞い』が配達される。

のど自慢の後、その時私は別の番組を担当していたが、その関連イベント番組で旭川に行った折、ご夫妻はわざわざ顔を見せてくださった。それからでも二十数年になろうか。

旭川のイベント会場を去っていくお二人の『後ろ姿』を見送った時なぜかひどく『切ない』思いに駆られた。

確かお二人にはお子さんが居らずそれが私には『寂しげ』に見えたのかもしれない。

勝手な憶測だ。

お二人からの『暑中見舞い』の最後の一文は必ず同じ文面が綴られている。

『いつかまたお会いできる事を楽しみにしています』と。

こちらこそだ。

その『いつか』が本当に『いつなのか』念ずるほかあるまい。

『ありがとう!』そして『お元気で!』。

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