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「こうなりたくない」と思っていた私

そう思ったのは、物語を読んだことがきっかけだったと思う。
ある考えを持って行動した人物が、周りから咎められ、仲間外れにされる、、、いわゆる悪役や憎まれ役を見て、絶対こうはなりたくないと子供心に誓った。

中学生になって、ゲームに夢中になった。それまで好調だった学業に支障が出始めて、そんな自分が嫌いになってしまった。
その時はただ自己嫌悪に陥っていたけど、心の深いところでは、道を外れて悪役の人生を歩むことを恐れていたんだと思う。
そこからはずっと、自分の醜い感情を嫌って、抑えつけるばかりだった。もし心に従ってしまったら、自分が化け物になってしまいそうだったから。

きっかけがあって、それら―自分が嫌っていた感情を少しずつ受けいれてみると、一瞬葛藤があるが、気持ちが収まっていくのを感じた。

醜い感情や行動、妄想、考え、、、これらを追い払わずに見つめたり、受けいれてみると、驚くことに、少し楽になると思う。

もしよかったら、自分を優しく抱きしめるように、心をじっくり観察してみてほしい。

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