第1052回【nakaちゃんねる　圧巻人生達成プログラム】（2024/4/18）▲▲ドラッカーを追いかけた人、の話▲▲

■
先日の日経朝刊インタビューコーナーに、
会計検査院の院長・田中弥生さんの
話が紹介されていました。

■
ドラッカーの著書に感銘を受け渡米、
ドラッカーに日本に来てくれと
直談判をしたことがあるそうです。

ドラッカーの答えはNO。
高齢だから無理、と断られました。

■
しかし田中さん、
ここで諦めずに別方面の伝手から
ドラッカーの来日を実現させたのです。

それ以来ドラッカーとは仲良しになり、
カリフォルニアのドラッカーの自宅近くに
自分の家まで借りてしまったとか。

■
ご自身は「図々しい」と称していますが、
普通は大家のドラッカーにNOと言われたら
諦めてしまいそうですよね。

田中さんは持ち前の「図々しさ」があったお陰で、
その後ドラッカーの著作「非営利組織の『自己評価手法』」の
邦訳依頼が舞い込んできたと言います。

■
田中さんが語る
『（自分に）向かないことになると
　こんなにもできないものか』
『できないことがあるのだから、
　できることは何でもやってみよう』
『望まなければ何も始まらない』
というコメントには、
いくつもの教訓が込められていますね。

■
球を打つ必要はあるものの、
自分に向かないことにガムシャラになるよりも
自分に向いていることに力を注ぎ込んだ方が
望ましい結果が得られそうです。

■
その逆に、
少しでも出来ると思えることがあるならば
全力投球すべきです。

■
また、目標設定の話で出てくることですが、
「○○をしたい」と思わなければ
○○を手に入れることなど絶対にできないのです。
（だから、現状を棚上げにしてでも
　目標を掲げてしまった方が良い）

■
田中さんはその後、
会計検査院の院長という大役を手にします。
これも、
ご自身が出来ることへの資源の集中投下と
望むものは手にしたいという図々しさの
賜物かもしれません。

■
新学期・新年度が始まり、
イマイチ自分の目指すものが見えない方も
多いかもしれません。

そんな時こそ、
先述の田中さんの言葉を思い出してみましょう。
望まなければ手にできるものはゼロ。
望めば手にできる確率はゼロではなくなります。

今日も素晴らしい一日をお過ごしください。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
★★今日の圧巻人生方程式★★

■
得たいものがあるときは、
ある種の図々しさを持ち合わせることも
有効であろう。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝