第146回 【筋トレ日誌 その他日々是】137(2021/8/23)▲▲やる気根気より、まず場の環境▲▲
勉強でもスポーツでもなんでもいいと思うんですが、
一人で黙々とことを為すことができる人は
私の中で尊敬に値します。
元来なまくら癖がついている私にとって、
一人で勉強したりスポーツのトレーニングをしたりすることは
なかなか至難の技でもあります。
私の同級生には
私とは正反対の超優秀な人がたまたま多いのですが
(東大、京大、医者がなぜか多い)
彼らが優れているのは元からの素質、
生まれ持っての才能が他と違うから、
なんでも一人で事を為せる能力が高いから、と思っていました。
(才能に恵まれている、点も十分にあるとは思いますが)
でも最近話をする機会があり聞いていると、
どうも才能だけの話ではないように思えました。
努力をしているという事はもちろんのこと、
『場の環境』が大きな要素ではないかと思えています。
時々図書館に行くと
とても優秀そうで女の子にもモテそうな顔した
学ランを着た集団を見ることがあったのですが、
やはり机上の赤本は東大だったり京大のものだったり。
彼らは仲間で勉強する、という環境を作ることで
自らを鼓舞しているのだと思います。(今思えば)
ロシアの心理学者・ヴィゴツキーは
『最近接発達領域』理論というのを提唱しています。
内容の全編は難しさもはらむのでかいつまむと、
『自分一人じゃ難しいけど、みんなとなら出来る』
ということのようです。
ヴィゴツキー的にいえば、
先述の図書館のイケメン高校生たちも
一人で勉強することよりも仲間を巻き込むことで
自分の目標達成に近づいている、ということになるのかもしれません。
どうしても単細胞な私は、
勉強は気合いだ!気合いだ!気合いだ!で乗り切ろうとして
結局は寝落ちする、
という負のスパイラルを学生時代によく経験しました。
結局のところ、
気合いよりは場の環境がめちゃ大事なんだろうと思います。
実際、社会人になってから
いろいろ事情があり国家試験の勉強に時間を割くことがあったのですが、
自分は怠惰ゆえ部屋にこもっての勉強は無理!と
一人での勉強は早々に諦めました。
その代わりに勉強の環境を変える事にしたのですが、
予備校の自習室、喫茶店(ベローチェ)、
深夜営業のモスにデニーズが私の勉強部屋でした。
(毎日夜になるとコーヒー一杯で粘る
迷惑な客だったと思いますが・・・)
衆人環視という意味合いもありますが、
1時間という短い時間でも『あっという間!』ということが多かったですし
何かと勉強している人が周りにも多く、
否応なしに勉強と向き合う時間が作れたことを思い出します。
時には、
話もしたこともない受験生同士が
毎日同じ時間に来店しているものですから、
無言のライバル意識・仲間意識みたいものさえ感じてました。
話がまわり道となりましたが、
やはり適切な場の環境に身を置く事は
意思や根気以上に重要だと考えていたところです。
ここからの次なる派生の話もありますが、
明日に譲ろうと思います。