第454回【筋トレ日誌 その他日々是】445(2022/8/3)▲▲変な人万歳!▲▲
8月3日の日経朝刊・文化欄は、
プラレールで100超の駅を再現した
鉄道系イベンターの松岡さんの話。
タカラトミーの子供用おもちゃ
『プラレール』を使って
色んな駅の様子を再現しているのだそうです。
その再現のためには
航空写真や電車からの動画を参考に、
駅の成り立ちまでをも調べるのだとか。
この辺りまでの話を聞くと、
『そういう人はいるよね』ということになると
思います。
私もレゴブロックで
似たようなことをしていたな、
という記憶がありますし。
しかし突き抜ける人は
やはり他と異なる。
「仕事を辞め『プラレールで生きていこう』
と決意して」と書いてあるのですが、
プラレールで生きていくってなんですか!?
って感じですよね。
私のような凡人の発想だと
『プラレールって食えるんすか?』
という疑問に行き着いてしまいます。
熱狂、没入する人というのは
ここからの熱量が半端ないのだな、
と思わずにはいられません。
一方で
頭からこの世界で生きていこうと
考えていたのかというと
どうもそうではないらしい。
「この趣味をなりわいにするようになったのは
仕方なく、というのが
正直なところだ」
と語られています。
サラリーマン特性が無いから
(なんかその気持ちは分かる気がする)
別の生き方を考えていた中で
たまたま子供の頃から好きだった
プラレールに没入。
そして
「プラレールの専門家は今はいない」
と考え、その道に進むことを決意。
以前何かのお話で、
氷柱の太さを測ることや
間欠泉の吹き上がる高さを測ること、
セロテープで色んな立体アートを作ること
に魅了された人のエピソードを
聞いたことがありますが、
その道の第一人者たる人たちは
間違いなく周りから見れば
『酔狂』『変わり者』『変人』
と思われるような人たちが多いように
思われます。
しかし、
その位飛び抜けた変な要素があってこそ
その地位を確立されたのでしょう。
その域まで達するには
周りの目や意見などノイズが多いでしょうが、
それを乗り越えてこそ
『唯一無二の境地』が
あるのかもしれませんね。
おそらく誰でも一つや二つくらいは
他の人の同意を得難い
『変な習癖』みたいなものが
あるのではないでしょうか。
私のことをお伝えするなどおこがましいですが、
航空会社のエチケット袋を集めて20年弱。
色んな種類の袋をコレクトするに至りました。
これなんて、
誰からも同意も賞賛も得られた試しないですねw
ですので
この松岡さんの話も分かるのですが、
自分はまだまだだなぁとの思いにも至ります。
自分の中にある
特異な際立つ部分を
もっともっと活かしてみてもよいのだ、
とそっと背中を押された気分になったのでした。