第911回【圧巻人生日誌 日々是成長】902(2023/11/28)▲▲戦争の玄人は兵站を語る▲▲
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昨日は、
私は兵站係だ、
という話を書いておりました。
『兵站』というのは
その字面の通り戦に関わる用語です。
転じて、
経営学でいうロジスティックという概念に繋がっています。
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軍事学では兵站に関して
次のような格言があります。
戦争の素人は戦略を語り、
戦争の玄人は兵站を語る。
素人は兵站を軽視する傾向にある、
兵站を要に考えなければ
そもそも戦には勝てない、ということです。
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お察しの良い方であれば、
ここで日本軍の失敗の原因が見えてみます。
三野正洋の
『日本軍の小失敗の研究』(光人社)には、
日本軍が兵站部門を軽視していた様子が分かります。
その例として、こんな戯歌があったそうです。
輜重兵というのは、
衣類や荷物を乗せた車を動かす兵役部隊。
つまりは、輸送任務を担った兵士。
歩兵、砲兵などの前線部隊が、
輸送部隊を低く見ていたということです。
そして、その失敗が現実のものとなったのが、
太平洋戦争時のインパール作戦。
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インパール作戦で日本兵は
9万人を超えるといわれる兵力を投入したものの、
その半数近くが餓死・病死したとも言われます。
戦死ではないんですよね。
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ちょっと強引な展開かもしれませんが、
どんなプロジェクトを進めるにも
兵站係は重要なポジションでしょう。
華やかな前線舞台に憧れるのは
人の性として無理もないことですが、
前線部隊が活躍できるのは
後方支援があってこそ。
前線部隊が無ければ
戦になりませんが、
後方支援部隊が無ければ
そもそも戦に立ち向かうこともできないわけです。
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私は『陰キャ』ゆえ
前線部隊でグイグイ槍を持って突っ込んでいくのは
どうも無理そうだ、
という事実に気が付きました。
(気が付くまでに時間がかかってしまった)
なぜ気が付くまでに時間がかかったのか?
まさに日本軍の判断ミスと同じく、
前線部隊にいない自分は
意味がないのでは?と思い込んでいたからです。
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このまま前線部隊に憧れていたならば、
インパール作戦・ガダルカナル作戦のように
早晩餓え死にしていたかもしれません。
兵站部門は
日々の営みは地味だし、
結果が出ているのかも短期的には
分かりづらいポジションだと思います。
それでも
『兵站部門は要だ』と信じて毎日積むことで、
成果が伴ってくるものと考えているのです。
あくまで私見ですが。。。
今日も素晴らしい一日をお過ごしください。
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★★今日の圧巻人生方程式★★
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キラキラした雰囲気と憧れで
前線部隊にいる自分の姿に固執すると、
キャラ的に合わない兵士(人)は
早晩叩き出されるか飢え死にするだろう。
自分のキャラを見極めると共に、
前線に突っ込むための要の兵站にも
意識を持ちたいものだ。
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