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第1213回【nakaちゃんねる 圧巻人生達成プログラム】(2024/9/27)▲▲食わず嫌いは良くない、の話▲▲


竹下大学さん
「日本の果物はすごい
 戦国から現代、世を動かした魅惑の味わい」
(中公新書)
を手に取り読んでおります。

本書は日本人に馴染み深い
柑橘類、カキ、ブドウ、イチゴ、
メロン、モモについて、
その生い立ちやそのヒットのルーツについて
専門家である竹下さんが
奥深く、「へぇー、そうなの?」
重鎮な中公新書の中では
気軽に読み進められる内容ではないかと思います。


私が真っ先に開いたのが
「モモ」のページ(P271)。
時間泥棒の話ではありません。


私のファンの方ならご存じの通り、
私実はモモが大の苦手。
アレルギーとかではありませんが、
食べられないのです。

何故なんでしょう。
どうもあの香りが苦手でして。

「何を贅沢言うとるんや!」
とお叱りを受けるのは覚悟の上ですが、
どうも箸(フォーク)が進みませんでして・・・。


モモといえば日本人には桃太郎でしょう。
しかし世界に目を向けると、
孫悟空でお馴染み「西遊記」に登場するのが
モモなんだとか。

下界で暴れまわる孫悟空を
おとなしくさせるために玉帝が
桃園の管理を命じる。
このモモを食べた者は、
仙人、長生不死、不老不死を
手にすることが出来るという。

しかしとある会合に
呼ばれなかった孫悟空は
腹を立て9000年に一度熟す不老不死のモモを
食べつくしてしまう。
これが引き金となり
孫悟空は天界を追放されることになるそうですが。


そんな逸話がある一方で、
日本に入ってきたモモのルーツは
「上海水蜜桃」
字面からとても甘そうな雰囲気ですよね。


一方で俗世界を離れた世界を
「桃源郷」と呼びます。
陶淵明の作品の中で
漁師が桃花の谷を見つけた・・・
そんな話がルーツにあるそうです。


モモ(桃)という字を切り取っただけでも、
こんなに沢山のエピソードが出てきます。
この辺の話も
竹下さんの著書を読むと
体系的に分かるのですから、
竹下さんには感謝、お礼申し上げなければいけませんね。


モモのルーツは
中国、イラン、アフガニスタンと言われています。
水が乏しいエリアで
のどを潤すのに愛されてきたのでしょう。


そんな私はモモが苦手・・・。
これは究極の食わず嫌いなのかもしれません。

そして、
モモ嫌いはこの上ない人生の損をしているのでは?
とさえ思うようになってきました。

食わず嫌いはよくありませんね。
何とか食せるよう試してみたいと思いますが。
(ただし、フルーツポンチのモモは
 モモと気が付かずに食べている)

今日も素晴らしい一日をお過ごしください。

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★★今日の圧巻人生方程式★★


食わず嫌いのままでは
人生に損失をもたらしている可能性があることを
考えてみよう。
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