第1232回【nakaちゃんねる 圧巻人生達成プログラム】(2024/10/16)▲▲不屈の精神、孤高の画家から学ぶこと、の話▲▲
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上京した折に見ておきたいと思っておりました
「田中一村展 奄美の光 魂の絵画」を
鑑賞してきました。
https://www.tobikan.jp/exhibition/2024_issontanaka.html
平日の昼間だというのに
とんでもない混雑でした。
注目している方がそれだけ多い、
という証左でもありますね。
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私が田中一村に興味が向いた理由が、
もう10年以上前ですが
奄美大島に旅行で向かった際に
空港近くの田中一村記念美術館に
立ち寄ったことがきっかけでした。
(この美術館、
旧奄美空港の滑走路上にあるんです)
初めて見た際も
「アダンの海辺」という特徴的な作品が
印象的だったのですが、
それ以上に興味深かったのが
田中一村という人そのものでした。
「生前、評価されなかった孤高の画家」
と評されています。
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この方は東京生まれなのに、
なぜか晩年を奄美大島で過ごしています。
しかも作品が注目されるようになったのは
この世を去ってからだと言われています。
絵描きとしての生活も大変だったので、
紬工場の染色工をしながら絵具代を稼いでいたそうです。
その時、すでに50歳を過ぎていた。。。
遅咲き、大器晩成の生き方かもしれません。
そもそも亡くなってしまったら、
晩成も何もないとは思いますが・・・。
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しかし、
画家やアーティストは
晩年になってからスポットライトが
当たるものなのでしょうか。
先月京都の建仁寺で
双龍図の天井絵を見てきましたが、
この作品を描いた小泉淳作さんにも
近しい思いを持ったのです。
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若いうちにはほとんど注目されず
(しかし、田中一村が8歳の時に描いた絵を見ましたが
あれは子供の描く絵ではなかったですね。
大人顔負けでした)
50歳を過ぎてもパッとせず
アルバイトをしながら食いつなぐ。
いよいよ波が来た!と思ったときは
円熟と呼ばれる年齢に達しており、
伝説のような存在になっている。
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このような大家の姿を見ていると、
若い時の成功が必ずしも
晩年まで有効期限があると言えませんし、
遅咲きだからと言って嘆く必要もない。
そう考えられるのではないでしょうか。
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その代わり常に意識するのは、
自分のありたい姿の目標(Being)を
持ち続けること。
今一瞬を一生懸命楽しく生きること。
これではないでしょうかね。
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田中一村はどんなに売れなくても
一度も筆を折ったことはない、
言われています。
諦めるのは一瞬。
目標を追い続けるのは一生。
どちらの人生の送り方を
貴方は良しとするでしょうか。
そんなことを考えさせられる田中一村展。
12月1日までですので
一度足を運ばれては如何でしょうか。
今日も素晴らしい一日をお過ごしください。
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★★今日の圧巻人生方程式★★
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夢や目標の達成に
有効期限はない。
追い続けた者勝ちである。
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