7.11最高裁判決は「特例法手術要件撤廃」への舵を切った!
経産省トイレ裁判とは何だったのか?
~第1審判決から読み解いてみる~
はじめに
7.11最高裁判決は判決本文4,5頁、補足意見8,5頁という前代未聞の内容。分量の多い補足意見は「性自認にもとづく社会生活を送る利益を尊重すべき」という内容だ。しかも「性自認」の定義もなく、憲法にある「性別」=生物学的性別からの定義変更であるにもかかわらず、定義変更の根拠すら示していない。
また、判決本文は「健康上の理由から性別適合手術を受けていない」と記すが「健康上の理由に妥当性があるのか」