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どこにいても/散らかる文 青紗蘭

あなたが、どこにいても。
君がどこにいても。

瞳閉じ無くとも。
いのりとともに一緒に居るのがわかる。

何かをして欲しいわけじゃなく。
居てくれたことがうれしかったんだ。

人を信じて、傷つく私を同仕様もなく想いつつも。『それでも、それがあなただよね』と言ってくれた人がいた。

信じられなくなることの方が。
ずっと私は、怖いんだ。
宙をみあげれば燃えるような
赤が群青にとける。傷口は痛い。

私は、それでも信じたい。


君は言ったね。

大人になんかなりたくない。
大人は、何時も嘘ばかり。
本音を隠して笑う顔。歪んでみえる。
そうしなきゃならないのが、大人なら。
自分にすら嘘をつくのが、大人なら。

『僕は、大人なんかになりたくない』


ああ…そうだね。
私も大人になることが怖かった。
上手く世を渡ることと、正直に生きていくことは、ぶつかり合うね。
私は、不器用な生き方しかできなくて、事実や真実から目を背けることができなかった。
穏便に済ませることを学べと言われたけど、最初はちっとも出来なかった。

ただね、沢山の人とそれらの人が紡いできた歴史を聴くとね、少しわかったんだ。
この世は上手くいかないことがたくさんある。みんな失敗する。

だけど、学ぶ。
後悔の中から、振り返りの中から、関わるあらゆる人やモノから。
そして、大人になり次の世代を希望とともに見つめられるようになる。
綺麗事に聞こえるよね。勿論、理想の大人ばかりじゃないよね。

だから君には。
揺らぎながら大人になってほしい。
あらゆるものを見つめ。
あらゆる人に出会い。
自分がどう生きていくのか。

乗り越えなきゃいけないのを誰よりも知っているのは、君だと思うから。

応援してるよ。いつだってね。

君の歩む未知の道。




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青紗蘭 (せい しゃらん)
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