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ドリブルの入り口とフウガドールすみだの入り口

フウガドールすみだというチームの育成コンセプトの一つに「EMOTION」というキーワードがある。

僕はこのコンセプトに惹かれて、息子をフウガドールすみだのスクールに通わせた。

小学校5年生の時に、埼玉のド田舎から、電車を乗り継ぎながら、1時間半近くかけて、週2回もフットサルスクールに通うのを横目で見て、我が子ながら、息子もよく通っているなと思っていた。

当時の息子の課題と、スクールの育成方針を照らし合わせた上で息子にフウガドールすみだを勧めたのだが、結果的に、僕の思惑は的中し、息子は短期間で、自分の殻を打ち破って人前で発言するようになったり、1人で行動する力を、彼なりに身につけた。

この経験は、僕の数少ない子育て上の成功体験の一つだ。

息子が、フウガドールすみだのスクールに通って、たった1年で変わることができたのは、大きく2つの要因がある。

1つ目は、フットサルは、サッカー以上に、感情表現やプレーの表現力が求められる機会が多いということだ。

その理由は、人数が少なくボールを触る回数が多いとか、ピッチが狭くゴールが近いとか、1対1の局面が多いといったフットサルの特性にあり、とにかく「エモーショナル」になる機会が多い。ピンチとチャンスが隣り合わせのハイテンションでエモーショナルなスポーツだと言えるだろう。

そして2つ目はフウガドールすみだの指導方針だ。

フウガドールすみだの育成は、とにかくフットサルという競技の特性をうまく使いながら、子供たちの心の壁を取り除き、感情を表現することを促す。時には、子供たちに役割を与えながら、成長を促していく。

そんな指導を受けていくうちに、ゴールを決めたら喜ぶし、決められたら悔しがるようになっていく。失敗を恐れずに、チャレンジするようにもなるし、思考もポジティブになっていく。

つまり、フウガドールすみだの指導には、子供の本能を解放するチカラがあるのだ。

僕は、このような経緯から、フウガドールすみだのフィロソフィーに興味を持ちはじめ、そしてそこに所属する選手にも興味を持つようになった。

今回、僕は、岡部将和・諸江剣語スペシャル対談の取材をさせていただき、記事を書かせてもらった。ドリブルデザイナーとして、ドリブルを通じて「チャレンジすることの大切さ」を訴え続けてきた岡部氏と、上述の通り、素晴らしい育成方針を持つフウガドールすみだでキャプテンを務める諸江剣語選手に、「表現することの重要性」をどうしても聞き出したかった。

だが、結果的に、対談した2人の会話は、はからずとも、表現することの重要性に及んで行く。

2人の共通点が、自然と導いたように思えてならない

そんな神がかったように流れていった対談もぜひ読んでみていただきたい。

岡部将和(ドリブルデザイナー)、諸江剣語(フウガドールすみだ)スペシャル対談【後編】


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せがわたいすけ(瀬川 泰祐)/久喜市議会議員・スポーツライター・編集者ほか
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