新型コロナウィルスと障がい者就労
みなさん、こんにちは。Seepのnote担当です。
ゼネラルパートナーズさんが興味深いアンケート調査を実施されたのでご紹介します。
外出自粛要請下における、就労状況の変化に関するアンケート調査
詳細は上記記事を御覧いただきたいのですが、よく読んでみると新型コロナウィルスの影響のない平時と大きな違いはないように読めます。
たとえばリモートワークに伴い良くなった点
・在宅勤務ができるようになり、通勤の疲れが無く体力的に楽になった。通院が便利になった。残業が無くなった。(女性 30代以上 内部障害)
・車椅子で移動しているが在宅ワークは、電車等で他の人達の障害にならないので自分の中のストレスが無い。(男性 60代以上 上下肢)
通勤が大きなストレスになっていることがよくわかります。もちろんリモートワークに向く職種、向かない職種があるので一概には言えませんが、この機にリモートワークについて検討してみるのも一案と言えるでしょう。
また、リモートワークに向かない職種でも、オフピーク通勤やフレックスタイム制の導入なども検討して見る余地があるでしょう(すでに検討済みかもしれませんが)。
外出自粛が解除された後も通勤に伴うストレスに職場として対応する必要があります。
逆に悪くなった点
・いつものルーティンワークができなくて、社会リズム、生活リズムが狂った。(男性 40代以上 躁うつ)
・社員とのコミュニケーションがほとんどとれなくなった。(女性 40代以上 上下肢)
われわれもサポートする就労移行支援事業所ルミノーゾ町田さんでも言われていましたが、長期就労のためには生活リズムを整えるのが極めて重要とのことです。逆に生活リズムが整っていれば、業務知識などは勤務開始後にもキャッチアップできるものが多いとも言えるわけです。
それぐらい、一人で・自宅で生活リズムを整えるのは難しいわけですね。
また、コミュニケーション不足も問題となってきます(この点は、障がい者の方でなくとも同じ問題が生じているようですが)。一人で・自宅にいるということの孤独感をいかに払拭できるかがポイントとなってきます。
ただ、いずれも通常の職場でのお仕事でも気をつけるべきポイントとも言えます。
・職場にいるときはもちろん、自宅に帰った後も含めて生活リズムを整えることの重要性
・マメな声がけなど、孤独感を生じさせないコミュニケーション
それぞれ常に意識をするべきでしょう。
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