Photo by mikiamind 雨宿り 14 Lily Ando 2025年2月19日 10:43 夕立で 君を見かけた道の向こう 屋根の下急な雨にハンカチで服の雫を払いながら 君は空を見上げる低い雷鳴と足元に跳ねる 大粒の雨道を挟んだレストランこの雨じゃ しばらく誰も来ないねそう言って僕は看板を奥へずらしながら 君を見つめた止みそうにない傘を持っていこうか変に思われるだろうか雨の中 道を横切り 君へと近づく傘を差し出して よかったら これ驚いて見上げる君また会えるだろうか僕はお店に戻って 振り返ると傘を差した君が 歩いていくまた会えるだろうか ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #創作 #自由詩 #雨 #傘 14