望むように生きたら どんな未来になるのだろう 安定を失ったら その先はどうなるのだろう バランスを崩して 落ちそうになって 今いる場所へ戻ろうとするのか 忘れていた私にまた出会えるのか 言っておけばよかったこと 言わなくてもよかったこと 人生の終わりに見えるのは どんな景色だろう
どこにいるの 君に会いたい 声を聞きたい 手の届かない場所にいるの 寝ても覚めても 君のことばかり どうしようもない いつか君は誰と未来を見て 幸せになるの すれ違うこともない君と私の世界 君を知って初めて見えた世界は 君を通して知る 君の向こう
頭からパーカーをかぶった君は うつむいて 表情を見せない 期待と謙虚さが入り混じって 願いが叶うことを夢見ていた君を 思っていた通りなのか ほんの少し違ったのか 手には入らなかった痛みが襲う 言葉がないまま 君は目を閉じて ここにいることが精いっぱい 落ち込んだ 嘘偽りのない君を ただ弱く そのままの君の姿を 見つめて 少し離れた場所にいても その痛みを知るよ 今日は疲れたね 君がゆっくり休めるように
息詰まる 道に迷う 同じことのくりかえし 破滅的な性格が 大切なものを壊していく 私はどうかしている 欠陥品 ひどいことをいっぱい言う みんながわかることがわからない 知らないことが多すぎる 逃げ込むのは 森の奥 湖の底 安心できる場所は しんとしたひとりの部屋 さみしくてたまらなくても 泣いても 誰かを傷つけるよりはましだと思うんだ
どうして愛していると言ってくれなかったんだろう 最後まで何も言わずに 行ってしまった あなたにとって 私はどんな存在だったんだろう 何度も何度も考える 答えのない問い 今までありがとうと言った時 息をのむ音が聞こえた気がした 少し泣いてたような気がした 聞けなかった言葉 聞きたかった言葉 どうしたら愛されたのか 私にはわからない
映画館でひとり映画を観る 図書館でじっくり本を読む 博物館で古代を知る 知らない街へ散歩に出かける ストレッチで体を伸ばす ハンモックで瞑想する アプリで素敵な音楽を探す 心理学を学ぶ 忘れないようにピアノを弾く
あくびが ひとつ ふたつ みっつ 涙になってこぼれる 眠い 引き込まれそうな睡魔から逃れ 立ち上がって 大きく伸びをしながら 窓へ向かう ベランダから見上げる夜空には 細く長い白い雲と 小さな三日月が浮かぶ 冷えた体 パソコンの眩しさに目を細めて あくびをもうひとつ
夜が明ける前にカーテンを開き 窓のそばに立つと 空には金色の月がかかり 水面に映った月が ゆらゆらと 水の流れに輪郭を揺らす もう寒さを感じないほど 遠くに行ってしまったから 季節が変わるたびに感じる胸の痛み もうここにはいないんだと気づかされる ぽっかりした心
パーティーは好きじゃない 抜け出すドアを探してる 君は私から目を離さない グラスを持って 思い通りにはならない I'm wondering どうしたらいい 君は注目されるのに慣れていて 私は息苦しさを感じて 想像してみて その目に見つめられても 動かない心を 君の思い通りにはならない ドアをすり抜けて 外の空気を求めて キスなんかしない 笑顔も見せない 君の期待していることは なにひとつ 連れ出さなくていい ひとりでできるの 少しずつ視線をずらして ふたりの時には
君の電話が鳴り 何気なく話し出す君 そのトーンが心をひく 君がもし電話をかけるなら その相手は誰だろう たとえばそこに私の連絡先があったとして その指先で 私の名前を探して かけたりするなら 当たり前の「もしもし」が とてもうれしい 受話器越しの君の声を聞きたい
ごめんなさい 離れないで 私とここにいてほしいよ わかってる 君の心は行ってしまって どんな言葉を伝えても 戻らないものがあるってことを 知った どんな一日が素敵なんだろう 今日をまた過ごすために What kind of day is a wonderful.
振り向いた時に 目が合ったような気がした もう一度振り向いたら 目を閉じていた おやすみ そう声をかけずに部屋から出た私を どんな風に見ていたのかな 今も泣かないではいられない いくつになっても思いだすんだろう
7月のまんなか 晴れた日の青空 帰り道 迎えに行ってあげられなくてごめんね ごめんね そばにいればよかったと いつかそう後悔するのをわかっていて それでもその瞬間を選べなかった その目には どんな青空が見えていたの きっと眩しかったね 想像しかできない 答えは聞けない
遠くにいても 近くにいても 君のことばかり考える 会えない日のほうが多いけど 君を想う気持ちは変わらない 君は笑う ん?って怒る すべてが私の心をとらえて離さない ずっと好きでいるのかな 今がずっと続くのかな 私も少女だった頃があって あの子ぐらいの頃があって 若くて 自分が年をとることなど 真剣に考えたことがなかった 鏡に映る今の私は やっぱり少し変わったから 君はもう私を見ることもなく その視線は 私の上を通り過ぎていくのだろう
暗い部屋に灯した いくつもの光をぼんやり見ている君 壊れそうな 傷つきそうな君は ただじっと 何を見ているの 君の考えていること 思っていることが知りたい 光が君をここへ導いて 君のとなりにいられるなら 同じ景色 君の目に映るもの 君が見ている景色を知りたい 夜の闇に沈みそうな 君に手を伸ばして 君という光に 手を伸ばして 救うんだ
世の中を支えるのは あなたや私みたいな人で 世の中を変えるのは 彼や彼女みたいな人 なりたい自分も なれる方法もわかっているのに 別の場所に憧れても それでもここにいつづける理由があるとしたら 自分の勇気のなさ それだけ