心を無にするんじゃなくて、無意識を意識化する瞑想のいろいろな方法
前回[瞑想は、心を無にしようとするより、無意識を意識化するとやりやすい]という記事を書きましたが
では実際、最初は何を意識化するとやりやすいか、例をいくつかお話ししようと思います。
ズバリ[自分が興味を持てる好きな事]が1番高効率です。
その詳しいメカニズムは講座で説明するとして、瞑想の最初のとっかかりは、楽しいモノで良いのは有り難いですね。
自分だったら、美味しいものを食べる事と寝る事が大好きなので
まず、今何を食べたいか、今の自分の心身にはどんな栄養が必要かを内観し
閃いたメニューを、全集中で作る
作る過程も意識して観察すると、いつもより美味しく作れます。
注意力散漫でテキトーに作ると、料理は美味しく作れません。
[意識して、氣を込めて作る]
そして、出来上がった料理は、よく観察して、香りを嗅いで、
口に入れたら箸を置き、ひと口ひと口味わって、素材を観察しながら噛んで
しっかり飲み込んでから次の一口を食べます。
こうやって観察しながら食べると、結構時間かかるので、少食にも繋がり一石二鳥です。
あと、もっとお手軽なのは、デパ地下や高級菓子屋などの、ちょっと高いケーキを買ってきて
ひと口目を口に入れたら、フォークを置いて、目を閉じて、口の中でゆっくり味わって、どんな素材で作られているのか味わって観察し
消えてなくなるまで、次の一口を入れない
ってのも美味しくてオススメです。
1個1,000円もするケーキもこれぐらい味わって瞑想にして食べれば、元がとれる氣もします。
寝る事も、シーツの肌触りや布団のフカフカさなど、普段あまり意識してない氣持ち良さを意識化
眠りに落ちるまで、身體全体の触覚に意識を向けて、そのまま寝落ちします。
身體感覚、五感に意識を向ければ良いだけなので、他の事でももちろんOKです。
スポーツでも、お裁縫でも、アロマでも、歌でも踊りでも、何でも
無意識でやらずに、意識してやるだけ、無意識の自動モードでやらない、です。
なんなら、朝起きて窓を開けた時、外の風が冷たいか温かいかを感じる
とかでも全然OK
キーワードは、[身體感覚、五感に意識をフォーカスする]
出来るだけ多くの動作で、無意識の自動モードに設定されているプログラムを外す
で、これは思考と発言に関しても言えるのですが、ここでは書ききれないので割愛します。
お氣付きの人もいると思いますが、これはヴィパッサナー瞑想の変形型というか応用です。
2500年前の脳のメカニズムも明らかではない時代に、ここまで辿り着いている仏陀はやはり只者ではないですね。
そして、この[無意識を意識化する]事にだいぶ慣れてきたら
よく巷で人気の[呼吸に意識を向けて集中する]瞑想に移行すると
今までよりもそこまで氣が散らずにできるようになっています。
現代だと、氣が散りやすくなった理由に、昔にはなかった要因がある事も要注意です。
最近何かに集中するのが難しくなったかも、と感じていたら、スマホが原因である可能性があります。
デジタル依存、特にSNSの無限スワイプから足を洗う
スマホのスワイプは、脳内でドーパミンをちょろちょろ出し続けてしまうので、簡単に中毒になり
結果、他の事に集中するのが非常に困難になります。
もちろん瞑想に関しても、落ち着いて観察しようとすると
ソワソワやイライラして、感覚に集中して意識するどころじゃなくなります。
自分もまんまとスマホ中毒になったので、スマホからは、できる限りのアプリをアンインストールしています。
詳しくはアンデシュ•ハンセンさんの書いた[スマホ脳]をお読み頂くか
自分なりの要約動画も出してみたので、時間のない方はこちらをどうぞ。
[本要約・スマホ脳]確実にデジタルデトックスできる本
https://youtu.be/rPP68Ef3TcE
あと最近始めたのが、身體の動きを観察して、関節や筋肉がどんな動き方をしているかを意識する
[フェルデンクライスメソッド]という方法です。
この訓練法で、より一層[體に意識を向けて観察]はできるようになってる感はあるのですが
自分もトレーナーさんに指導してもらって、やっとなんとかできてるレベルなので
もっと明確に説明できるようになったら記事や動画にしたいと思います。
自分と世界(宇宙)の境界線がよく分からなくなった状態
狭苦しい[自我]を超越した感覚は、氣持ちが良いだけじゃなく
囚われた思考、からも解放してくれます。
これは瞑想中だけじゃなく、日常生活でもだんだんそうなってきます。
そのメカニズムについては、講座で詳しく解説してるので
理論でもキッチリ理解したい方は是非どうぞ。
https://lin.ee/RmKOqsR