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海外レーベルにデモを送った結果
ビートメーカーseekxです。
今回は海外のレーベルにデモ音源を送るに至った経緯とその結果を書いていきます。
まず最大の目的としては、自分の曲をより多くの人に聴いて欲しいということです。
僕が作っている音楽は所謂lofi hiphopと呼ばれるジャンルで、基本的にインスト(instrumental:歌のない曲)なので言語の壁はありません。
↑こんなジャンルです
実際にSpotifyで僕の曲の再生回数等のデータを見るとこんな感じ
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日本はアメリカ・カナダに次いで3位。
割合でいうと2%弱。それ以外の98%は海外からの再生です。
つまり世界中で再生される可能性があるということです。
じゃあどうすれば世界中で聴かれるのかというのを考えていきます。
・同じジャンルのアーティストのリリース情報を調べる
まずわかりやすいのは同じようなジャンルで活動しているアーティストを探し、リリースのクレジット情報を調べます。
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左下に注目してください。
リリース元のレーベル名が記載されています。
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はい。"Calm Beats"というレーベルからリリースされていることがわかりました。
・レーベルの音楽性や特色を知る
では次にこのレーベルについてGoogleで検索してみます。
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すぐにこのレーベルの公式HPが見つかりました。
NYに拠点を置き、Chillhop/Lofi hiphop/Boombap/Ambientに焦点を当てたレーベルということがわかります。
レーベルのSpoify公式ページもありました。
レーベルリリースをまとめて試聴できるプレイリストもあったので聴いてみると、Boombapは少なめで、Ambient寄りのHiphopが多い印象でした。
リリース毎の再生回数も安定して多く、より多くのリスナーに届けられている印象です。
何より素晴らしい曲ばかりリリースされています。
このように意外とすぐにレーベルの情報というのは調べることができます。
・デモの提出方法
ではこのレーベルからリリースしたい場合はどうすればいいのか調べます。
HPをもう一度見てみます。
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このレーベルはサブミット(提出)を受け付けてますね。
※影響力が大きかったり人気のレーベルはそもそもサブミットを受け付けていないところも多いです。
demoの提出はdiscordから行ってくれ、ということですね。
・実際にデモをサブミット(提出)してみた。
上記のCalm Beatsが素敵なレーベルだったので、discordからデモをサブミットしてみました。
翌日返信がありました。
「おっす!いい曲やん!でもこの〇分〇秒のところの音だけ手直ししてくれへん?」
ということで修正版を再度提出。するとまた返信があり、
「あなたのデモは承認されました。以下長文(リリースの条件・必要書類等の情報)」
なんと承認されました。
8月にリリース予定。サブミットしたのが3月なのでこれだけ期間が空くということは人気のレーベルということですね。
・実際にリリースされました
別のレーベルにもデモをサブミットして承認されておりまして、4/24に"Colors"という楽曲が無事リリースされました。
Dust Collectors Recordsというレーベルで、こちらもとても素敵なレーベルです。
こちらから各種サブスクで聴けますので是非聞いてください。
・今後の展望
ひと月前頃からこんな感じで海外のレーベルにデモを送っています。
1か月に10~15曲程作っているので、その都度サブミットに挑戦して今後どうなるか試していきたいと思います。
ちなみに現時点で上記2曲意外に10曲程リリースが決まっています。日程でいうと9月頃まで。
また有益な情報があれば(あると思う)ここで公開したいと思います。
・サブミットするときの注意点
もちろん可能性を試すという意味でサブミットは非常に有意義ですが、
レーベルの音楽性や信念を無視して自分の都合ばかりを優先するのは得策とは言えません。
「なんか再生数伸びそうやからこのレーベルにデモ送ったろ!」
「とりあえず片っ端からサブミットしたろ!」
こういった思考で行動すると、レーベルカラーに合わない曲を送ってしまったり、サブミットが通ったとしても告知やプロモーションはレーベル頼り、ということになりかねません。
なぜそのレーベルからリリースしたいのか?
それは自身とレーベルのお互いにとって有意義な方法なのか?
というのは常に考えておきたいところです。
・日本にはないの?
じゃあ日本には同じようなレーベルってないの?というとそんなことはありません。
僕は今までFRIENDSHP.というサービスにお世話になっていまして、マジで感謝してもしきれないくらいに助けられています。
ここからリリースするようになってから急にいろんな人に聴かれるようになりましたし、誰が見てもアーティストファーストというのがわかる素晴らしいサービスです。
もちろん今後もリリースしていくつもりです。
そのうえで海外という別の選択肢も試してみたくなったという感じです。
そしてJapanolofiさんというレーベルが日本にあります。
僕の認識が間違ってなければ昨年できたレーベルです。
※間違ってたらすいません
世界はもちろん日本のlofiシーンを盛り上げようという気持ちが凄まじく、そして初心者/玄人や新参/古参で態度を変えず分け隔てなく接してくれるレーベルスタッフの方々の姿勢が活動の励みになります。
マジで日本のlofiシーンが変わるのでは…?という気持ちになります。
lofi作ってるよ!聴いてるよ!って人はマストチェックですよ。
今回は海外レーベルについてのお話でした。
記事にも書いた通り、今後海外レーベルからのリリースが続きます。
来月は結構ビッグネームのコンピレーションアルバムにも参加予定です!
毎週ビートメイク/曲作りや音楽配信についてなど音楽に関する記事を配信していますので、今回の記事が気に入った方はチェックしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
それではまた次回!