本のなかの言葉に救われた話

燃え殻さんの「すべて忘れてしまうから」を読んだ。

すべて忘れてしまうから

その中で心に残っている言葉がある。
著者ご本人の言葉でなくて申しわけないのだけれど、佐伯ポインティさんの言葉。

「この世界はいつか終わる飲み放題なんだから、楽しまないと損だ」

今この本が手元にないから正確な引用ができないけれど、そんな感じのニュアンスだった。
はっ、とした。

私はいつも飲み放題で損をする人間である。
お酒は弱くてあまり飲めないし、どちらかと言えば食事を楽しみたい。
飲めないもの同士で不公平だよね、なんて笑って。飲み放題なんかつけないで会費を安くしてよといつも思う。飲める人たちにとっては、飲み放題にした方が結果的に安くなるんだろうけど。5杯飲んでも1杯しか飲まなくても同じ会費を払わされるんだから、飲めない自分にとってはつくづく損である。

だからせめて、人生だけは。
飲み放題を満喫できればと思う。
もちろん、飲み過ぎて潰れない程度に。