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コスタリカでの初学期を終えて🇨🇷

オラ!コスタリカで日本語教育協力隊員をしております、せーーーーーーやです。

やっぱりブログなど向いていない性格なのかなと思うこの頃…重い腰を上げ、やっと書けました!!

そして12月初旬、コスタリカに来て初めての学期が終わりました!長かったような短かったような、、、 とりあえず終わりました!

色々気付いた点、反省点など見つかったので、今日は今学期の振り返りをしたいなーーーと思います。



学期序盤(数々の「は?」)


初の学期は最初からドタバタでした🤯🤯

協力隊員は任国に着くと、そこから現地語学研修があり、その後任地に赴任します。その任地に行く日、赴任式の日に初めて同僚に会ったり、プレゼンをしたりと、ドキドキの日です😣😣

赴任式でプレゼンをする自分

そして、隊員の人ならわかると思うのですが、赴任式の日って忙しいんですよ!!!

赴任式→任地に移動→賃貸契約・町案内・買い出しetc… いろいろやることがあってドタバタです。

なのに自分の場合、赴任式で同僚に初めて会って、挨拶もほどほどに…
 同僚「明日から授業だよー
 Yo「ふぇ?(コスタリカ人ばりの驚き)😧😧」
 同僚「PPTはあるから!送るね!」

いや、うそやーん(泣) PPTはあるからと言われても、人が作ったPPTって使いにくいんやけどーー(怒泣)

そんなこんなで、任地に移動して、賃貸契約をして、町案内、夜ご飯を同僚と食べ、PPTを手直しし、就寝。


任地の町案内で連れて行ってくれた丘で見た夜景
めっちゃ綺麗だけど、絶対に今日じゃなくていいやつ(笑)

次の日、授業は午後から。朝の間にキャンパスを案内され、挨拶回り、経理などの手続きetc.

クタクタ状態で初めての授業。まだまだ問題が…

それまで聞いていた話
自分が任地に到着したときは学期が始まって既に1カ月経っていて、それまでの間はアシスタント学生(日本語を履修したことがある前任者が選んだ学生)が平仮名とカタカナを教えていた。

現実
授業に入ると、カタカナはもちろん、平仮名さえも危ういぞーー😥😥

原因:よくよくシラバスを確認すると、週6時間の授業時間は、3時間が授業、3時間が自習になっており、クイズもなし

そんなのじゃ絶対覚えてこないよーー。そもそも自習用のプリントも30分くらいあれば終わっちゃうし、大学生に確認テストもしないのに「自習」を課すこと、それすなわち「遊ぶ時間」を与えたに過ぎないからー(暴論)

てな感じで、ひらがなが読めると思って行った初回授業はボロボロ、学生時代の模擬授業のほうがまだ上手でした😂

まぁ、こんな感じで始まった学期ですが、自身も学生も慣れてきて、2週目くらいからは落ち着いて授業ができるようになってきました!よかった😂

学期中盤(平穏な授業と内心穏やかではない大学事情)


さて、私が来てからはそんなに日が経っていないといっても、学期は既に始まっていたので、赴任から1ヶ月程で中間試験の季節がやって参りました。

ここで大問題①:
学生、半分くらいしか来てないんだけど大丈夫ーーーー??(泣笑)

赴任当初から学生が来てないなーという感覚はあったんですが、中間試験を前になったらさすがに来るか、とあまり真剣に考えていませんでした。でも、待てども来ない笑

同僚に相談すると大学の以外な事実が。。。

同僚「日本語は必修科目じゃないから、履修してても来ない人は多いよー!前の人も前の前の人もそうだから気にしないでー」とのこと

なぜこんなことが起こるのか
なにやら大学のほとんどの学生は奨学金をもらっているらしいのですが、ランクと条件があり、額が多い奨学金をもらうためには履修しなければいけない最低履修単位数が決まっているそう。

⇒そのため日本語のような必修じゃない授業をとりあえず履修し、履修している単位数を稼ぎ、元々来る気が無い学生も結構いるそう!

なんじゃそら!!!!
語学のクラスで1クラスに25人以上いるのおかしいなとは思ってたけど、それを見越しているのね!!!
(後々サンホセ本校の先生から本校ではそんな状況は起こっていないと聞き、分校大丈夫?それとも自分が悪いの?と思ったのは後の話)

このように、はなから来ない組もいるのですが、来てた学生が急に来なくなったり、テストだけ来たりする学生も多い。。。
(中間試験で、「誰、あなた?」って人も結構いた。)

原因はシラバス!
現行のシラバスは違う人が作ったのですが、成績評価が宿題中間試験期末試験しかない。

そりゃ毎回は来ないよね笑
宿題なんか友達から聞けばいいし、後からでももらえるし(ルールを明記していないから)。。。

また大学のルール上、出席点を成績評価に入れられない(なんで???)ので、来ないのも仕方ないとは思いつつ、教師側としては学生が少ないと悲しくなっちゃいますね(泣) 

大問題② 遠足の手配

弊校には遠足という制度?があります。ほとんどのクラスで遠足を行うらしく、学生も楽しみにしているそう。

我が日本語のクラスも例外ではなく、他県にある日本庭園などを訪れる予定でした。

問題は遠足の内容ではなく、遠足のための手配。

大学には施設や大学所有のバスなどを予約するための部署があるのですが、オンライン上のシステムはなく、空きがあるかの確認は電話orメールでしかできないんです。
そしてなかなか電話もつながらない。

やっと電話がつながって希望日にバスが空いてることが確認できたら、学生のリストを送って、予約できたー。。。。

と思いきや、
1週間後ぐらい経ってから
「やっぱり無理だよーーーん、その日バス出せなーい」

ブチギレ。部署に乗り込んで文句言おうとしたら、同僚に止められました。

結局、遠足は期末試験の後に持ち越しになり、学生も最初の予定の半分しか来てくれませんでした(泣)

日本庭園のある、Jardín Lankester
岡山の後楽園イメージらしく、岡山県民嬉しい限り


このようにクラスは比較的スムーズにいっているのですが、色々悩まされた学期中盤でした。


学期終盤(やっぱりちょっと「は?」)


学期終盤、そろそろ終わりが見えてきました。予定どおりいけば、予定していた範囲を終われるはず!!


希望が見えてからの
豪雨⇒オンラインクラス

いや、やりづらい!インターネットもそんなに良くないことや、入門クラスだったので活動もオンラインだとやりづらいぞー。

からの追い打ち
さらに豪雨⇒非同期で授業してね(前日通知)

今からビデオとか追加の宿題作れってかーーーー(怒)

まぁ、この雨だと仕方ないのかなとは思うんだけど、前日に言わないでよー。
あと休むなら1週間休みって決めちゃえばいいのに、
「非同期は2日間ですです。3日後からの授業については様子を見てお知らせします」
2日後「雨は降ってないけど、道路封鎖されたままかもしれないし、来れない学生もいるかもしれないし、やっぱり月曜日まで非同期にします」
前日に通知してくるやつ何なん?振り回されんねんけど。

UCRは日本みたいに補講のシステムはないので、もう授業が何回か無かったとほぼ同じですね。

ちゃんと予定通り範囲を終えられたんだか、終えられられたんだか。学生は非同期のビデオを見てちゃんと理解できたのか、できてないのかわからないまま期末試験へ…

結果・・・ちゃんと授業に来ていた人は全員合格🎊🎊

そんなこんなで色々とありましたが、ほんっっとうに無事1セメスター終わって良かった😂😂

反省点と今後


反省点①:ひらがな/カタカナ定着問題

前述のとおり、ひらがなとカタカナが定着していませんでした。

改善策:ひらがな/カタカナ学習の時間を十分に組み込み、シラバスにひらがな/カタカナクイズを入れる

やっぱり、評価に明記されていないのに学生のモチベーションも上がらないと思うので、シラバスに明記することにしました。

反省点②:出席問題

同僚は出席は気にしないでと言っていますが、やっぱり来てほしいですね(自分の心の平穏のために)。

でも大学のルールで出席点などは成績評価に入れられない。そこで

改善点: 確認テストを2課毎に行う+文化紹介活動

前回のシラバスでは確認テストは無く、中間と期末だけでした。ですので、試験一発の賭けに出た学生や、他のクラスを優先する学生が多かったようです。確認テストを時々行うことで、学生の出席率があがるといいなーという期待と 今年度は少なかった文化紹介の活動を増やして、学生がもっとクラスに来てくれたらなーという期待を込めました。

反省点③:マネジメント力

遠足、学内イベント、急な変更などに振り回された今学期。来学期はどう対処しようと考えた結果。

改善点: 余裕を持ったシラバスと早め早めの計画

遠足などは学生に学期初めに日程希望を聞き、初週に移動の予約を出したり、学内イベント・急な変更などを考慮に入れて、授業が1・2回キャンセルされてもいいようなシラバスを作りました!


おわりに


今回は1学期を終えての感想、大学の謎な部分と反省などについて書きました。正直まだまだ納得いかないルールなどはあるのですが、それらについては後々…

何かアイデアやコスタリカ・日本語教師としての質問があれば、Xなどでお問い合わせください!

チャオ~!

だらだら書いているうちに町はクリスマス一色になってきました



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