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花咲く和紙「みつばちミックス」アップグレード作戦 Vol.2

花咲く和紙(R)のクラウドファンディングをCampfireで始めます。

花咲く和紙の挑戦

日本でシードペーパーを作りたいという、長年の私たちの夢を実現させた「花咲く和紙」。

手すきで自然乾燥のこの紙は、現在は4週間で600枚の製造規模しかありません。

日本は梅雨や豪雨など、紙漉きに適さない時期もあり、気候条件によって供給が不安定になります。今年の梅雨の長雨でカビによる不良が出てしまったことは、以前Noteに書かせていただきました。

花咲く和紙とは

花咲く和紙には2種類あり、ジャーマンカモミールみつばちミックスと呼んでいます。原料は国内の古紙100%、企業や家庭から出る古紙をシュレッダーし、再生パルプに攪拌して手すき枠で作業を行います。

花咲く和紙 しろとさくら

ジャーマンカモミールは化粧品の原料やハーブティーなどに使われ、発芽しやすく育てやすい丈夫な品種です。こぼれ種でも翌年また芽が出るので、長く楽しめます。種も非常に小さく、印刷しやすい紙です。仕上がりの紙に小さな模様が出ます。

みつばちミックスは、みつばちなど花粉を運ぶ虫が好む蜜源植物の種を集めた紙で、数種類の花のアソートになっています。種はランダムに入っているので、何が発芽して育つかはお楽しみ。カモミールよりは紙に凹凸が出ます。日本の各地で、春にまいても秋にまいても何かしら発芽できるよう組み合わせを考えています。

みつばちミックスの発芽

この種子の組み合わせはなかなか難しく、丈夫な種でも短命だったり、色が滲み出してしまったり、と紙漉き時のチェックポイントがいろいろとあります。みつばちミックスを年間を通して安定的に製造・供給するには、工場や倉庫の設備を拡張すること、種子の組み合わせをいろいろと試作検証しなければなりません。

再生紙の活用」と「芽が出て花が咲く」体験をより多くの皆様にお届けするために、クラウドファンディングを始めました。

3ヶ月程度かけて開発し、仕上がったみつばちミックスで皆様にハガキや名刺サイズのカードをお届けします。

「もうすぐ公開」プロジェクトに掲載されていますので、ぜひご一読いただき、皆様の応援を心よりお待ちしています。


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