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イギリスオンライン大学院生の学習ツール

早いものでイギリスのオンライン大学院に通い始めて1年経った。私の大学院では、①動画を見て、②指定文献を読んで、③オンライン掲示板で他の学生と議論をし、④エッセイを書く、という手順で1つの授業が進行する。この一連の過程も既に6回終えたので、ある程度授業の勘所が分かり、自分なりの学習スタイルが確立してきたように思う。今回はそんな私のスタイルに必須の学習ツールについて書いてみたい。

1. 英語補助ツール(DeepL、Grammarly)

英語力増強のためなるべく自力で読むようにしているものの、急いでいるときやどうしても文章の意味が取れないときは、DeepL(https://www.deepl.com/en/translator)を使うようにしている。また、エッセイを書き終わった後にもDeepLに文章をコピペし、英語→日本語に翻訳することで自分の意図したとおりの英語になっているかチェックしている。

エッセイを書く過程ではGrammarly(https://www.grammarly.com/grammar-check)の有料版も併用し、冠詞の漏れや前置詞の間違いを直してもらっている。英語の精度はエッセイの質(評価)にもかかわることから、英語力に不安がある自分にとっては非常に重宝している。

2. 論文管理ツール(Zotero)

大学院では毎週論文を読む。ましてやエッセイ執筆の準備段階になると、関連文献を大量に読む羽目になる。論文自体は大学院のデータベースやGoogle Scholarで調べているものの、ダウンロードした論文をどう整理するかが大きな課題になる。そこで私が使っているのはZoteroという無料の論文管理ソフト。他のソフトと比較したわけではないので違いはわからないが、PDFをドラック・ドロップすることで論文の情報を集積できる。またそのPDFにコメントをつけたり、アンダーラインを引いたりすることもできる。

PDFはデフォルトではPCのローカルに保存されるが、私の場合はGoogle DriveにPDFを保存しそれをZoteroに同期させていることから、PC以外の端末からもDriveにアクセスすることで論文を読めるようになっている。

3. ノートとペン(アイディア出し、論文ごとの繋がり整理)

最後にツールと言っていいかどうか微妙なところだが、アナログな私としてはノートとペンを挙げたい。思いついたアイディアを書き留めたり、エッセイの構成や先行研究の間の関係を殴り書きしたりするには好き勝手に書けるノート・ペンに勝るものはない。Word等にメモすることもあるが、アイディアがひらめくのはいつもノートに書いているとき。

ちなみに普段使っているお気に入りのノートはRollbahn。


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