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大人になっても心にしみる「児童書」3選


こんばんは!

突然ですがみなさん、最近、本読んでますか?


これには

読んでます!!って答える人もいると思いますし、

最近読めてないなあ、って答える人もいると思います。



じゃあ次に聞きます。


最近、児童書よんでますか?


これは大体の人が「いいえ」と答えるんじゃないでしょうか笑


いやいや、児童書って、子どもが読むものでしょ、

大人が児童書なんて、

って思いますよね、普通。



実は私、もうすぐ20才になってしまう身ですが、

いまだに児童書、好きなんですよね。


(これ、中高生の時は逆に恥ずかしくてあんまり周りに言ってなかった)


なんでかって言われると答えづらいけど、たぶん、

子どものとき好きだったものが延長で続いていていまだに好きなのか、

大人を子どもにしてくれるからか、

夢や希望を見させ続けてくれるからなのだと思います。


そんなことは一旦置いておいて、

今日は大人のみんなにも児童書の良さを知ってもらうべく、

「大人になっても心にしみる児童書」3選


を紹介したいと思います!


私が今まで読んできた児童書の中で、今だに読み返すもの、

大人になった今だからこそ深さがわかる作品、

大人にこそ読んでほしいなと思ったものを厳選しました。


それでは早速!


① 

「少年少女飛行倶楽部」

作:加納朋子

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あらすじ

中学一年生の海月は幼なじみの樹絵里に誘われて、「飛行クラブ」に入部する。メンバーは二年生の変人部長・神ことカミサマ、野球部兼部の海星、不登校で高所平気症のるなるな、運動神経はないけど気は優しい球児。果たして彼らは空に舞い上がれるか!?友情、家族愛、恋、冒険―全てがつまった傑作青春小説。


個人的なおすすめポイントとしては、

作者の加納朋子さんがあとがきで「底抜けに明るい、青春小説が書きたくなりました」と言うとおり、

底抜けに明るいです。読了後の爽快感、充実感がとても好き。


明るい作品だと言ってもずっと単調に明るい訳じゃなくて、

喜びあり、苦難ありの小説で

中学生が等身大の悩みに向き合っていく姿に

共感するとともに懐かしい気持ちになります。


こういった青春時代の甘酸っぱい気持ちって

大人になると忘れちゃうものなんですよね。

そういう気持ちを思い出したい、取り戻したいと思ったときには圧倒的におすすめできる1冊です。


「空を飛ぶ」という、一見

「無謀な目標に立ち向かう」こと

それでもひたむきに進んでいく主人公たちの姿に魅了されて、共感して、

展開にドキドキハラハラする

毎年夏に読みたくなる1冊です。



「モモ 時間どろぼうと盗まれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子のふしぎな物語」

作:ミヒャエル・エンデ

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もう題名から面白くないですか???


あらすじ

円形劇場の廃墟に住みついた、もじゃもじゃ頭で粗末な身なりをした不思議な少女モモ。黙って話を聞くだけで、人の心を溶かし悩みを解消させる能力を持った彼女のまわりには、いつもたくさんの大人や子どもたちが集まっていた。しかし「時間」を人間に倹約させることにより、世界中の余分な「時間」を独占しようとする「灰色の男たち」の出現により、町じゅうの人々はとりとめのないお喋りや、ゆとりのある生活を次第に失っていく。


この作品のおすすめポイントとしては、

これ、ほんとに児童書、、?って思うくらい内容が深いこと。


私、個人的にはこの解説がとっても好きで、私がおすすめしたい理由のほとんどが詰まっています。

本書は、時間どろぼうである「灰色の男たち」とモモの対決というスリルあふれる展開を通して、1分1秒と時間に追われる現代社会へ、警鐘を鳴らしている。たとえば、モモの友だちだったニノが「スピード料理」の店を始め、大繁盛しているせいで他人とわずかな世間話をする暇もないというように、時間を盗まれた人たちは、現代の私たちの姿そのものとして描かれている。昨今、モモのように際限のない時間の中で、空想をめぐらせ楽しむ生活はほとんど忘れられている。子どもばかりでなく、忙しい大人たちにも夢見ることの大切さを教えてくれる本だ。(砂塚洋美)

これを読んでいただけたら少し伝わったかなと思いますが、

これはどちらかというと、

夢見ることを忘れていない子どもよりも、

時間に追われて忙しい日々を送ってしまいがちな大人に

是非とも読んでほしい本なんです


あ、自分かも、、って思った方はぜひ。笑



「獣の奏者」

作:上橋菜穂子

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あらすじ

物語の舞台は「リョザ神王国」、
「闘蛇」と「王獣」という架空の生き物が存在する世界。
闘蛇村に暮らす少女エリンの幸せな日々は、闘蛇を死なせた罪に問われた母との別れを境に一転する。 のち、母と同じ獣ノ医術師を目指したエリンだったが、学舎で学ぶうちに、「王獣」という決して人に慣れることのなかった獣と心を通わせる方法を見つけてしまう。それが発端となり、エレンは数奇な運命を辿ることになるのだが・・


これは1闘蛇編、2王獣編、3探求編、4完結編と、

全4巻+外伝から成り立っています。

かなり長いのと、小学生あたりが読むにしては少し難しいかなと思う言葉も多く見受けれられるので読むのに根気がいる作品ではありますが、その点読み応えはどれよりもある作品だと思います。

そしてこんなに大作であるからこその、壮大かつ綿密に作り込まれた世界観。


でも、ファンタジーだからといって完全に異世界で共感できるところがないのかというと、全くそんなことはなくて、

というよりもむしろ私たちの生きる実社会にある様々なテーマを拾い上げて物語が作られていることに驚きます。

「国」や「政治」がどう動いているのか、

「いのち」ってなんだろう、「正しく生きる」ってどういうことなんだろう。

そういったことにまで思いを馳せながら読むことのできる1作です。


さらに、私が本当にすごいと思っているのはそれだけじゃないんです。

主人公エリンをはじめとする登場人物たちが、

生きていく中でさまざまに葛藤し、強くあろうともがいたり、だれかを思いやろうとしたりする姿に

痛いほど共感してしまうんです。

ここまで人間味溢れるキャラクターをありありと描いて、しかもその人物たちの交差する思いを複雑に絡まらせてそれがひとつの大きな物語をなしているんだと思うと、

作者、上橋先生のすごさに敬服せずにはいられません。

ハイ・ファンタジー作品の中で一番おすすめできる作品と言っていいくらい、私の人生に影響を与えたものだなあと思います。


〜〜〜〜


以上、独断と偏見による「大人になっても心にしみる児童書」3選は

1 「少年少女飛行倶楽部」
2 「モモ」
3 「獣の奏者」

でした!


みなさん、他にもオススメの児童書があったらどしどし教えてください!!


ちなみにこの3冊についてプレゼンしたときに、

寄せられた質問について答える記事を昨日のnoteで書いているので、

是非そちらも読んでくださると嬉しいです!


「他にオススメの児童書」

「普通の書籍にはなくて、児童書だけにある魅力」などなど書いています^^



それでは!

読んでくださってありがとうございました〜

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