がむしゃらに仕事をする機能
体験の回避とは以下のような行動を示します。
体験の回避とは、思考や感情を抑制しようとする行動で、たとえば、痛みや落ち込み、不安など嫌なものを排除しようとする行動や、心を閉じ、その体験を”ないこと”にしてしまうことです。
例えば、
やることがあるのに、テレビを観る
嫌な事を忘れるために、酒を飲む
空虚感を紛らわすために、薬に手を出す
パニック発作を起こした人が、不快な感情を避けるために家に引きこもる
体験の回避は日常的に行っていますが、行き過ぎると病理に繋がります。
では、「がむしゃらに仕事をする」はどうでしょうか?
どんな機能があるのかにもよりますが、焦りや不安にかられてとにかく働くは、不快な感情を抑制しようとする機能があり、体験の回避にあたります。私もこのような体験の回避をよくしていました(-_-;)
このような働き方により、心身共に疲弊しうつを発症という方は多くいらっしゃいます。ご本人は体験の回避であると気付いてはいないのが、やっかいですね。
価値に向かって仕事をするのと、体験の回避のために仕事をするのでは、機能が大きくことなります。
どちらが充実した人生かは、明確ですね。