大切な「順序」
こんにちは。
second place代表の藤野です。
お読みいただきありがとうございます。
唐突ですが、
皆さん、深呼吸をしてみてください。
スーーー ハーーー
もう一度。
スーーーーーッ ハーーーーーァ
なんとなく、この順番ではないですか?
実は正解は、
吐いてから吸う
だそうです。
通ってる整体院の院長に以前伺った話です。
「先にしっかり吐き切ってから吸うと、より多くの酸素を取り込むことが出来、頭がクリアになったり、リラックスできたりするんです。このことを皆さん誤解してたり、普段の生活でも忘れがちで、吸うことから始めるリズムを習慣にしてしまうと、呼吸が浅くなり、体に様々な支障をもたらしてしまうのです。」
かなり腑に落ちました。
疲れが溜まってきたり、姿勢が悪くなってきたり、溜息なんかが出る時は、吸う方から始めてる気がします。
実は、皆この世に生を受けた瞬間も、
"吐く"が先。
それが自然な形であり、生まれた瞬間に赤ちゃんが声を上げて泣くのは、正にその表れなのだそう。(院長談)
呼吸
という漢字にもしっかり表されてますね。
辞書には「呼」の意味は、"息を吐く"と明確に記されてました。つまり「呼吸」とは吐いて吸うこと、なのです。
この話を聞いた時、呼吸だけではなく何事にも当てはまるのではないかと感じました。
バスケに打ち込んでいた際に恩師に言われた言葉を思い出します。
「良いパスを受け取りたかったら、まずチームメイトに良いパスを送りなさい。そうすれば必ず良いパスが返ってくるから。」
その恩師には「ミラーの法則」という言葉を教わりました。
「人は鏡。人に話を聞いてもらいたかったら、まずは人の話にしっかりと耳を傾けなさい」
「人に理解してもらいたかったら、まずは相手を理解する努力をしなさい」
「幸せになりたかったら、まず誰かを幸せにしなさい」
この考え方はずっと大切にしてきたつもりです。
社会に出ても同じような思想に出会いました。
損して得とれ
先行投資 (ちょっとちがうか)
捨てる勇気
急がば回れ
虎穴に入らずんば虎子を得ず
No pain, no gain
Give and take
Love and peace (これもちがうか、、)
共通するのは、「出す(与える)のが先」であること。言い換えるなら「相手を優先する」こと。No pain〜もGive and〜も単に語呂が良いからではなく、この順序であることが重要なんだと思います。
教育も同じです。
子どもたちが相手だからと言って、大人が上から目線で一方的に考えを押し付けたら子どもたちは絶対に話を聞いてくれません。心を開いてくれません。信頼してくれません。
まずは子どもたちの考えに耳を傾けるのです。こちらから心を開いて本音で向き合うのです。子どもたちを信じるのです。
子育ても同じです。
大人(親)は良かれと思って、子どもにあれこれ注文をつけがちです。伝えたい(躾けたい)ことがあったら、まずは子どもの考えを確認することから始めるのです。特に何もなかったとしてもそれはそれで良いのです。スタンスの問題です。尊重することが大切です。
何かに真剣に取り組んで欲しかったら、まずは大人の方が真剣であることを示す、もしくは大人が何かに真剣に取り組んでいる姿を見せるのが先です。
大人(親)は誰しも自分のことを棚にあげがちです。子どもに好き嫌いするなと言いながら、自分は偏食ばかり。しっかり勉強しなさい、規則正しく生活しなさいと言いながら、自分は家でグータラ。こんなことでは当然子どもの見本にはなりません。言うことを聞くわけがありません。子どもは全て見てます。分かってます。
夫婦間も同じ
ですよね?、、きっと。。
だんだん自分の首が締まる音がしてきました、、、
最後に、もう一度深呼吸を。
深く吐く方から。
はーーーーーーぁ すーーーーーーーーーーっ
最初に比べて驚くほど吸い込めませんでしたか?
やはり「出すのが先」がうまくいきそうです。
皆さんはどう思いますか?
(私は自戒の念で押しつぶされそうです)
second place代表 藤野素宏
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