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Underworld :Everything,Everything
いらっしゃいませ😊来てくれてありがとう。
前の記事にあるように、こうしてテクノとの衝撃的な邂逅を果たして、現在28歳まで聴き続けている。本当にunderworld のお陰だ。
10代の頃はそれでもロックやオルタナティヴが大好きだったが、今では全てがテクノ一色である。僕の行く末を密かに暗示する音楽だと思う,if…
とりわけ僕が92年に生まれたからか、テクノと一緒に育ってきたような気さえする。もしかしたら村上春樹さんがジャズを大切に想うのも似たようなものなのではないかなぁ、と畏れ多くも思います。本当にかっこいいですよね。。!
さて、このDVDないしCDを聴いていた方なら分かってくださると思いますが、ここには文字通りEverything,テクノの全てがあります。英国のテクノを聴くのであれば、私はunderworld とwarpの方々を聴けば十分だと思います。未だに多くの発見を与えてくれます。(ちなみにケミカルブラザーは大っ嫌いです、テクノと呼ぶな🙅♂️🙅♂️👎)もし、好きになれたらRephlexとかbleep とかを聴いてみるのをおすすめします。
メインアクトである、Karl Hyde, Rick Smith, DJのDarren Emerson.
この3人の軌跡がいかに偉大であるか、テクノラヴァーである読者の皆様はお分かりだと思うのですが、歴史やレビューを書く訳ではありませんので今一度読んで頂けると嬉しいです😊。
ひとつ目は、やはりアートとの融合だと思います。
KarlとRickの二人はアート/デザイン会社であるtomatoに所属していて、ここはTVasahiのロゴやSonyのCFを作成したことでも有名なのですが、それも偏にunderworld の成功があってこその仕事と考えます。underworldはtomatoのメンバーも引き連れて多くの実験的なアートワークを巨大スクリーンに投影し、且つ演奏も即興で行うという離れ業を成し遂げています。
ミニマル、アシッドテクノの旗手であるRichie Hawtinもテクノミュージックをアートとして捉えている者が殆どいなかったと述べていましたが、彼等こそまさに先駆者と呼ぶに相応しいのではないかと、このDVDを観るたびに感じます。
ふたつ目は、目立つ、音です。
どういうことかと云うと、当時テクノと云えば国を問わず使われる楽器が殆ど共通していました。アシッドといえば、Roland tb-303, ドラムには808か909、シーケンサーには101といったくらいです。そのため、大方のアーティストでも一曲一曲聴くと、形は違えど、それらの機材の特徴的な音をアーティストそれぞれのスタイルで作っている感があります。
しかしながらunderworld はそうではない。
確かに丁寧に聴くと808や909の音色も使われていますが、素人目にはなかなかわかりにくいです。目立つようで、あくまでエッセンスに過ぎないのです。それらの音を主役に置いていないところが当時テクノの黎明期でありながら画期的なことなのではないかと思うのです。
僕はunderworldという生湯に浸かったことで、全てのテクノの規準がunderworldになってしまいました。頭から硫酸を被ったようなギャーー‼️‼️と言いたくなるような衝撃、これがテクノなんだ、と。
私の宝物です。