経産省の若手官僚が詐欺？もう何が何だか…。
#KENMAYA です。
わたしにとってこのニュースはとても衝撃的でした。地方公務員やメディア関係者などによる、コロナ支援金の詐取は今までも報じられてきました。
その度に「なんて馬鹿なことを」と呆れ、生活の立て直しに必死になっている庶民をあざ笑うかのようなやり口に怒りを覚えていました。
しかし、今回はその給付金を出す本丸、国民や企業の支援のために動く機関のトップの不祥事です。
今までのように呆れたり怒るといった感情が完全に失せました。ただただ、悲しい。ここまで日本という国が腐っているということと、官僚は我々国民が選ぶことができない特権階級であることをまざまざと思い知らされたわけであります。
今、日本を覆っている感情は政治に対する不信感や不満より、
誰よりも楽してどんな手を使っても金が手に入ればいい。
そんな風潮を節々に感じます。
世のため、人のために貢献することより、自分さえ良ければ、仲間さえよければ、といった利己的な考え方が跋扈しており、誰もそれに疑問を感じなくなってきていることに少なからず恐怖を感じます。
以前も述べたことがありますが、わたし自身、利己主義者です。成果至上主義であり、弱肉強食の実力社会を歓迎しています。
しかし、それには前提があります。
他人を蹴落とすようなことはしない、他人から搾取することを是としない、他人を貶めて相対的に自分のポジションを高めることをしない。
これが絶対条件です。
これを認めてしまえば、本当に戦争になってしまうからです。社会情勢不安は人々の心を疑心暗鬼にして、被害妄想の増大や社会的弱者への攻撃を正当化してしまうことは歴史が証明しています。
人の感情は脆く、誰しも鋼の精神力を持っているわけではありません。
他人を尊重し、寛容さを持ち合わせつつ、その上で自分の個性や実力をいかんなく発揮できる社会こそが、目指すべき社会であるとわたしは思っています。
しかしながら、現状はどうでしょうか。
人々は行き場のない怒りを政治や他人にぶつけ、その裏ではこのような悪事が公然とまかり通ってしまう。
官僚の不祥事はまさにそんな我々国民をあざ笑うかの如く映ってしまいます。アカデミズムに基づいた官僚制度、大企業を中心にした資本主義という名の搾取構造はもはや終焉に近付いてきている。
そう感じるのはわたしだけでしょうか。
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