文化ってなんだろう。今後の文化的活動の未来予想
おはようございます。
#意識低い系社長 です。
今日は朝から打ち合わせ一件入ってるので急ぎ目の文章になるのをお許しください。本日は「文化」についてお話させていただこうと思います。
上記は、わたしの先日最高裁の判決で「著作権の保有しうる特定のツイート画像を切り抜き自分のツイートとして使用することは権利侵害」との判決を受け、もちろんその判決は是としながらも、「文化」の在り方として表現の自由を訴えるツイートに対し、JASRAC会員の方からの引用リツイートです。
(これも著作権の侵害なのでしょうか?)
1.文化とは
以下、コトノハバンクより一部引用。
1.人間の生活様式の全体。人類がみずからの手で築き上げてきた有形・無形の成果の総体。それぞれの民族・地域・社会に固有の文化があり、学習によって伝習されるとともに、相互の交流によって発展してきた。
2. 1.のうち、特に、哲学・芸術・科学・宗教などの精神的活動、およびその所産。物質的所産は文明とよび、文化と区別される。
3.世の中が開けて生活内容が高まること。文明開化。多く他の語の上に付いて、便利・モダン・新式などの意を表す。
今回は1.及び2.の文化的活動、特に芸術、音楽、文学についてお話していきます。
2.大前提
まず、大前提として、わたしは「著作権や付随する知的財産権を守ることはとても大事だ」と考えています。決して、著作権侵害や知的財産権を毀損するような行為を容認することはできません。
3.文化的活動の今
このコロナ禍にあり、オーケストラや公演といった舞台芸術、コンサートといった観衆芸術は危機的状況にあります。
そもそも文化的活動の大半は、観衆を集めることではじめて意味を成すものであり、展示しなければ、本人のただの暇つぶしにしかならないものです。
さて、その上で今、インターネット上での活動に芸能人や歌手、タレントが増えてきました。まさにBtoBビジネスだった、アーティストがBtoCにシフトしてきているのです。
アーティストはレコード会社や出版社や芸能事務所を通じて自分の楽曲や創作物を世に送り出し、印税収入を得る仕組みでした。
それが、今アーティスト個人でYouTube上にチャンネルを持ち、個人で活動をはじめている人が増えつつあります。
YouTube上で人気を集めれば広告収入はもちろん、LIVE放送などで、スーパーチャット(投げ銭収入)を得ることも、ファンが直接アーティストに支援するためのパトロンになることだってできます。
4.利益追求型の組織の今後
さて、こうなってくると困るのは、レコード会社、出版会社、そして権利団体です。今はまだ、アーティストに対してレコード会社の方が声をかけ、YouTubeへの投稿やチャンネル管理などを代行することによって、レコード会社にも収入が入るようなシステムを作っていますが、そのうち、アーティスト自身が気付くはずです。
「あれ?これレコード会社挟む必要なくね?」と。
そう、個人でいいのです。イラストレーターや漫画家、文筆家、アニメーター、音楽家、作曲家、それら全てが個人でチャンネルを開設して組織化すればいいだけの話です。
著作権を守り、創作物の知的財産権を守るという基本的な法令遵守は当然ですが、アーティストが自ら生み出したものを大衆に「展示」する媒体はなんだっていいはずです。
文化を創出する上で、アーティストの権利を守り、アーティストの不当な待遇を防ぐための組織である権利団体が、逆にアーティストの自由な活動の妨げになってはいませんか。
5.最後に
Twitterにも書きましたが、本来、文化的活動はもっと広い世界を舞台にしたものであるべきだと思っています。
古典芸術にもオマージュやパロディ、誰かの影響を強く受けた作品が多くあり、それも歴史上の偉大な作品として展示されています。
文化創出において路上でギターをかき鳴らす若者や、バンクシーのような公共施設への落書き、若い方はご存じないかもしれませんが、王様のような直訳ロック、嘉門達夫のような替え歌、これらも公平に文化的活動であるとすべきだとわたしは思っています。
まぁ、わたしがとやかく言うまでもなく、そういった利権団体は恐らくそのうち消えてなくなるでしょうけど(笑)ちゃらり~鼻から豆乳~♪
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。