変わりゆく音楽シーン、新しい試み
もうお昼になってしまいました。
こんにちは。
#KENMAYA です。
さて、今日はわたしの好きなゲームである『Civilization』シリーズの
オープニングテーマ曲を手掛けるChristopher Tin氏が
新しい試みを始めたことについてお話したいと思います。
動画中でChristopher Tin氏はこのように述べています。
CivilizationⅥのテーマ曲である、”Sogno di Volare”(The Dream of flight)を原曲として、自由にリミックス、リコンポーズ、リハーモナイズ、アレンジした動画を
#SognoChallenge
のハッシュタグと共にSNSにアップロードして欲しい。
Christopher Tin氏自ら全て目を通して、素晴らしい作品は全世界に向けてシェアしたい。
とのことです。
また、偉大なチェリストであるYo-Yo Ma氏もYouTube上で
#SongsOfComfort
のハッシュタグで生演奏を聴かせてくれています。
これはボランティアであり、募金活動や広告目的ではなく、
単純に人々の心を穏やかに、息苦しい現状を少しでも和らげようとしてくれている、本物の音楽家たちの新しい試みなのです。
「音楽をタダで聴けると思うな」
これはつい半年ぐらい前、わたしがプチ炎上した内容です。
確かに音楽家は音楽によって生計を立てているわけですから、
勝手に演奏されたり、パクられるのは不愉快極まりないのでしょう。
しかし、現状、誰が音楽を聴きに行けるのでしょうか。
オーケストラを始めとした、あらゆるパフォーマーはその場を奪われ、
生活苦を訴えています。音楽を志す若者も減っていることでしょう。
しかし、この1年で、YouTubeをはじめとしたインターネットメディアで、
歴史に名前を残すような、音楽家や歌手たちが次々と無料で音楽のアップロードをはじめました。
日本でも、中島みゆきさんや布袋寅泰さんがMVをどんどんアップロードしています。
「音楽は聴かれなければ、音楽にあらず」
わたしの妻は、中島みゆきさんの曲をほとんど知りませんでした。
信じがたいことですが、平成生まれの方は、昭和の曲を積極的に聴きたいと思わなければ、今まで聴くことすら困難だったわけです。
カセットテープの時代からCDへ、そしてネット配信の時代へ。
既に音楽自体はコモディティ化しており、
人々の心を動かす大きな潮流は「シェア」に移行しつつあります。
無名の作曲家や音楽家が、
世界からいきなり大注目される可能性も多いにあるわけです。
ふと流れてきた曲が耳に残り、「なんの曲だー!?」と記憶に残ってる歌詞の一部をネットで検索したことのある人は多いでしょう。
それこそが人の心を動かしている「音楽」なのです。
そしてそれはふとした「シェア」によって大きく開けていくものだ、
わたしはそのように考えています。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
今年も残すところあと3日。
わたしはブラック・ジャックを読みながら、
クラシックに浸る予定です。