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#KENMAYA です。
航空機事故は離陸時よりも着陸時の方が多いとされています。着陸時における機械的トラブルやヒューマンエラー、急激な天候変化など、予期せぬ事態は、ときに大惨事につながります。
ところが現役のパイロットはほとんどが着陸時より離陸時の方が緊張状態にあるそうです。その理由は単純に速度をあげていくことへの恐怖、本来飛べるはずのない人間が空へ飛び立つことへの本能的な恐怖が関係があるように思えます。しかし、現実には着陸時の方が離陸時、巡航時に比べて圧倒的に事故が多いのです。
それは離陸時に比べ速度が落ちていること、着陸することへの安心感、長旅を終えた疲労感などが重なり、油断や慢心が一因にあると言っても過言ではないでしょう。
本日は様々な事象の着地点とその着地の難しさについてお話したいと思います。
子どもの頃、誰しも紙飛行機を折ったことがあると思います。思うように飛ばなかったり、予想に反して凄い距離を飛んだりと、紙飛行機には幼少期ならではの様々な成功体験や失敗体験が詰められています。大人になるにつれ、その紙飛行機で得た体験は当然のことながら薄らいでいきます。
しかし、思い返してみて欲しいのです。紙飛行機にそこまで夢中にならなくとも、きっとその瞬間は『誰よりも遠くに紙飛行機を飛ばしたい』という情熱と試行錯誤があったはずです。その中で本気で飛ばすために色々な人に飛ばし方やコツを教わったり、まぁまぁな成果で満足してしまったり、変な飛び方をさせるためにあえて変な工夫を施したり、と実はかなりの創意工夫をしていたはずです。
まぁまぁ飛んだからいいか、と自分の中で紙飛行機という遊びに着地点を見い出し、そこでそれ以上の成果を求めなくなった人が大半でしょうし、そもそも遊びとはそういうものです。しかし、発明家や勤労者の中にはこの紙飛行機に異常なまでに執着した人たちがいます。かのレオナルド・ダ・ヴィンチも紙飛行機から揚力を得るヒントを得て、実際の飛行機のデザインを考え出しました。
アイデアや妄想を頭の中で作ることは誰でもできますし、大半の人がチャレンジをするところまではいけます。しかし、問題となるのは、その着地点なのです。ここまで来たらもういいや、となる着地点を自分で決めてしまい、なんとなく着地してしまう。そんな人が多いのではないでしょうか。
先述した通り、飛ぶ時にはエンジン全開で飛ぶことに全集中するため、人は目標をしっかりと定め、高い目的意識を持ったまま飛び立つことができます。いざ飛び立ってしまうと、飛べたことへの安心感で途端に持続することができなくなってしまう人が多いんです。
結果としてへろへろな着地をして大失敗をしてしまったり、着地点を見いだせず、ずるずると滑走路をオーバーランしてしまう人たちが多くいます。
かなり抽象化しましたが、これはこの世のあらゆる事象に当てはまります。ビジネスにしても、研究にしても、金融にしても、政治にしても、何となく飛び上がったはいいが、その行き先も着地点もないまま空中でキリモミ状態になっている事例はよくあります。
どんな形であれ、飛び立ったからには誰よりも遠くに飛ばし続けるんだ、という熱い思いと、着地するときには目標を達成した証として誰よりも安全に確実に着地をすることが必要なんです。
現在、未来の世界はどんなに時間をかけて予想しても誰にも分かりません。であれば、10年後、20年後、自分や自分の家族がどうなっていたいか、を実現するために今から準備をしておくことが、何よりも大切になってくるのではないでしょうか。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
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