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それでもSNSの誹謗中傷は止まらない


#KENMAYA です。

やっぱりというか、予想通りというか、SNSでアスリートや個人への誹謗中傷が止まりません。誹謗中傷なのか、悪口なのか、批判なのか、それともただの感想なのか。その線引きは常に非常に曖昧であり、ハラスメント問題しかり、受け手がどう感じるかが重要なポイントになってきます。

インターネットの匿名性を問題視する方は未だに多く見受けられますが、今や匿名性が問題かと言われれば、必ずしもそうではありません。実名で顔出ししている方が平然とデマであったり、誹謗中傷と受け取られても仕方のない発信をしていたりします。

今日は匿名性の問題は一旦置いておいて、今後のSNSの行く末を考えてみたいと思います。


今やSNSの力は世論形成の一端を担っているところにまで浸透し、若者のテレビ離れも相まってエンターテイメントやワイドショー以上の影響力を持つようになりました。現状、SNSの利用者はざっくりと5つの分類に分けられます。

・SNSを交流の場、エンタメとして楽しむ層
・SNSをビジネス、あるいは宣伝のために発信する層
・SNSで自己主張、政治思想、討論をするために発信する層
・SNSを情報を受け取るツールとして活用している層
・SNSでマネタイズしようと必死な層

基本的にインターネットは『玉石混交』(某氏の言葉を借りれば「嘘を嘘であると見抜けない人にインターネットを使うのは難しい。」)であり、SNSは『多種多様』な人がいて『多種多様』な使い方のできるコミュニケーションツールでしかありません。つまり善人もいれば悪人もいます。現実と同じです。
ただSNSの特性上、フォロワー数の多いアカウント(※中身は人間とは限らない)が強い発信力を持っているので、そのアカウントがどんな偏った思想の持ち主であっても、例えあなたがその人をフォローしていなかったとしても、あなたのタイムラインに表示されます。

興味がなくても、嫌でも見せられます。これがSNSの怖いところです。意図的にブロックやミュートをしないと、たちまちあなたのタイムラインは誰かのリツイートやどうでもいいバズったツイート、広告で埋め尽くされます。FacebookやInstagram、YouTubeも一緒です。他人のアカウントから見たタイムラインと、自分のタイムラインは全く別物なんです。


先日、『好きの反対は無関心』や『嫌なら見るな、は現代では通用しない』という記事を書きました。

本人が望まない情報を無理矢理ねじこまれること、見たくもない画像を見せられること、興味のない話題でタイムラインが埋め尽くされること。全てがSNSをやる上で避けて通れない道です。わたしのように、癖が強く、我が強く、少々(だいぶ?)頭がおかしくなければ、プライベートの延長線上でSNSをやるのは非常に危険です。

わたしは完全にビジネスと目標のために割り切ってSNSをやっているので、SNSを情報収集や無益な討論のために時間を割くつもりはありません。あくまで、SNS経由でわたしの考え方や、やっていることを知ってもらうため、己に課した目標のために継続しているのみです。


ですから、わたしの拙い表現が、誰かを傷つけることもあるかもしれませんし、誹謗中傷と受け止められることもゼロとは言えません。
しかし、先程言った通り、SNSは『多種多様』の人間が入り混じり、それぞれの使用目的も思想も主義主張も異なります。それぞれが正義だと思ってることや、それぞれが誹謗中傷と感じるラインも異なります。

相手を気遣いながら言葉を選んで発信できる人もいれば、思うがまま殴り書くように発信をする人もいますし、相手をあえて傷つけようと悪意のある発信をする人もいます。既に「脅迫」や「強要」、「サツ○予告」といったSNS上での発言は、刑法上犯罪にあたりますので当然ながら特定され逮捕されます。しかし、グレーゾーンを全てクリーンにすることは事実上不可能なんです。

誰から見て「誹謗中傷」なのか、誰から見て「差別的表現」なのか、それらを検閲するのは誰基準なのか、主義主張の入り混じった現代で画一化されたルールは決められないでしょう。
ですから嫌な表現を一回見てしまったのであれば、そっとミュートやブロック。興味のない動画や発信は非表示。それを繰り返していくしかないのです。


ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
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