「鎌倉学び舎」ができるまで⑦〜名称〜
今回は
「鎌倉学び舎」という名称
について綴りたいと思います。
前回まで綴ってきたように、
物件も見つかり
先生方も賛同して下さり
ようやく構想が形になってきました。
さて、
じゃあ学童の名前はどうしようか。
そう思ったとき、
自然に浮かんで来たのが
「かまくらまなびや」
という名前でした。
「鎌倉」で
さまざまなことを
「学ぶ」ところ。
また、
「学び舎」
という言葉は
「学校」
という意味で
使われることもあります。
「学校」
と言い切ってしまうほど
大きなものでは
ないけれど
私たちの想いのこもった
小さな学校の
ようなもの。
そして
それぞれの子が
自分のやりたいことに
自分のペースで
没頭できる場所。
そのイメージに
「学び舎」
という言葉がしっくりくる。
そんな気がしました。
私は短歌をやっているのですが
その師の1人が
短歌ができるまでの道のりを
「深い海の底に真珠があって
自分はそれを拾ってくるだけ」
「自分は受信機のようなもの」
とおっしゃっていました。
その感覚に近い感じで
「かまくらまなびや」
という響きが
浮かんで来たのでした。
でも
表記はどうしようかしら。
「かまくらまなびや」
「かまくら学び舎」
「鎌倉まなびや」
「鎌倉まなび舎」
「KAMAKURA学び舎」
……!?
など、いろいろ考えましたが
やっぱり
「鎌倉学び舎」
だな、と思い
念のため
画数も調べましたが
うん、
バッチリ。
ということで
「鎌倉学び舎」
になりました。
ちなみに
先日
小中学校の後輩にあたる
子どもたちから
「ねぇ、校歌に
『学び舎』
って言葉が入ってるから
『鎌倉学び舎』
にしたんでしょ?」
と言われました。
…!?
そうなのかな。
そうなのかもしれませんね。
9年間歌い続けた校歌には
確かに
「学び舎」
というフレーズが入っていました。
自分でも意識していなかったけれど
潜在意識の中に
「学び舎」という響きが
横たわっていたのかもしれません。
そんな風に
なんだかとても自然に
「鎌倉学び舎」
という名称が決まりました。
(つづく)
子育てにまつわるあれこれを綴っていきます。専門知識に基づいたことから日々の中で感じたことまで。保育系大学専任講師を経て、現在は、学童保育施設代表、子育て支援施設主宰、教育研究所所長、保育園理事。博士(教育学)。小学生の一男一女の子育て中。