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「鎌倉学び舎」通信

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学童保育施設「鎌倉学び舎」設立ストーリーから、子どもたちへの想い、日々のできごとまで、徒然なるままに綴ります。
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記事一覧

たった1日で自信のない子が何にでもチャレンジできる子に変わる☆鎌倉学び舎っ子体験Day

\家族の信頼関係が深くなる/ 子どもとママの自己肯定感を高める 大滝世津子です。 家族みんなの自己肯定感を高めて 信頼関係が深まる秘訣をお伝えしています。 ーーーーーーーーーーーーーーー 自己肯定感が10倍高まる☆ 鎌倉学び舎っ子体験Day ーーーーーーーーーーーーーーー 元気いっぱいに キラキラした目で いろいろなことにチャレンジする我が子♡ そして それをニコニコ見守るママで いたいなぁー♡ 妊娠中はそんなことを 夢見ていたのですが 実際は・・・ どこに行

「鎌倉学び舎」ができるまで⑩〜文化人と子どもをつなぐ〜

今回は 鎌倉学び舎が どうやって文化人と子どもを つなごうと考えているのか について綴ります。 鎌倉学び舎の柱の1つに 「文化人・職業人からの学び」 というものがあります。 鎌倉にゆかりのある 文化人や職業人と 子どもたちが出会える場をつくること。 それにより、子どもたちが さまざまな世界や仕事の面白さに触れること。 それらに共通する情熱を感じ取ること。 そしてその結果 将来の選択肢が増えること。 そんな風になったらいいなと 思っています。

「鎌倉学び舎」ができるまで⑨〜問題解決能力について〜

今回は 鎌倉学び舎における 「問題解決能力」の育成 について綴りたいと思います。 「学童保育施設」として 子どもたちが放課後を豊かに過ごす お手伝いをしようと考えたとき その可能性の大きさに わくわくしました。 全国学童保育連絡協議会(2007)によれば 低学年が小学校で過ごす時間は 年間約1100時間 であるのに対して 学童保育で過ごす時間は 年間1600時間 にもなるそうです。 学童保育で過ごす時間は 実は小学校よりも 長いのです。

「鎌倉学び舎」ができるまで⑧〜ロゴ〜

今回は 「鎌倉学び舎」のロゴ について綴りたいと思います。 これまでロゴについては どこでも語ってきませんでしたが 実は意味が込められています。 このロゴは クリエイターの方々に ご提案いただいた中から 選んだものです。 いろいろなご提案がありましたが その中で一番気に入ったのが このロゴでした。 真ん中には ササリンドウ。 源氏の家紋であると言われ、 鎌倉市の市章にもなっている花です。 鎌倉の学び舎ということで ササリンドウを 入れて下

「鎌倉学び舎」ができるまで⑦〜名称〜

今回は 「鎌倉学び舎」という名称 について綴りたいと思います。 前回まで綴ってきたように、 物件も見つかり 先生方も賛同して下さり ようやく構想が形になってきました。 さて、 じゃあ学童の名前はどうしようか。 そう思ったとき、 自然に浮かんで来たのが 「かまくらまなびや」 という名前でした。 「鎌倉」で さまざまなことを 「学ぶ」ところ。 また、 「学び舎」 という言葉は 「学校」 という意味で 使われることもあります。 「学校」

「鎌倉学び舎」ができるまで⑥〜先生方との出会い〜

今回は 鎌倉学び舎の伝統文化を担当して下さっている 先生方との出会い について綴りたいと思います。 前回書いたように 想いを持って 伝統文化のお稽古を 取り入れようと考えた訳ですが その時点で 伝統文化の先生で 知っているのは三味線奏者の 友人のみ。 他には知りませんでした。 でも 日本舞踊の先生 書道の先生 華道の先生 いずれも、三味線奏者の友人とご両親が ご紹介下さいました。 茶道の先生は 鎌倉で活躍する 小学校時代の同級生が

「鎌倉学び舎」ができるまで⑤〜なぜ伝統文化のお稽古を取り入れたのか〜

今回は、 なぜ伝統文化のお稽古を取り入れたのか について綴りたいと思います。 近頃 大人になってから 日本の伝統文化を学びたいと 考える方が増えているそうです。 私もそうでした。 仕事に追われる日々の中で いかに心豊かな生活を送るか と考えたときに 「お花の活け方、学んでおけばよかったな」 と思ったり。 鎌倉のお寺で出された お抹茶の飲み方が心許なくて そわそわしてしまったり。 着物を着たときの 所作がわからず 焦ったり。 一方で、 こ

「鎌倉学び舎」ができるまで④〜なぜ「学童保育」なのか〜

今回は、なぜ「学童保育」なのか について綴ります。 これまでの記事の中で私は 「鎌倉の文化人と子どもたちが出会える場」 の構想について書いてきました。 この構想と「学童保育施設」をかけあわせたのが 「鎌倉学び舎」 なわけですが…。 私は前職の大学講師時代に、 児童館や学童保育施設に伺い、 研究を行っていました。 また、学生の実習巡回や 部活の顧問としての仕事の中でも さまざまな児童館や学童保育施設に 伺っていました。 その中で感じたことのひとつが

「鎌倉学び舎」ができるまで③〜物件との出会い〜

今回は物件との出会いのエピソードを 綴りたいと思います。 私はもともと古民家が好きでした。 自然素材だけでできている 昔ながらの日本の家。 そこにいるだけで心が穏やかになるような 「場」の力に魅了され、 友だちと古民家めぐりをしたり 古民家雑誌を読みふけったり そんなちょっとした古民家オタクです。 不動産サイトで近隣の古民家を検索しては 「いいなぁ〜」と思いながら 眺めることもしばしば。 そんな素地もありつつ、 前回の記事でご紹介した三味線奏者の友

「鎌倉学び舎」ができるまで②〜再会〜

前回は学童保育施設「鎌倉学び舎」の アイディアが生まれるまでを 綴りました。 今回は、そのアイディアが どうやって実現に向けて動き出したのか について綴りたいと思います。 2015年。ひょんなことから それまでやっていなかった facebookを始めました。 そして それをきっかけに、久しぶりに 小中学校の同級生たちと 繋がりました。 その中に、鎌倉で三味線奏者をしている 友人がいました。 話をする中で、彼は 「三味線と教育」 について何かで

「鎌倉学び舎」ができるまで①〜はじまり〜

私は現在学童保育施設「鎌倉学び舎」を経営していますが、 昨年の3月までは大学で専任講師をしていました。 そんな私が「鎌倉学び舎」を構想し、実現し、 現在に至るまでの道のりを何回かに分けて 綴っていきたいと思います。 私は鎌倉生まれ、鎌倉育ち。 生まれてから今日まで1度も一人暮らしをしたことがありません。 つまり、大学へも鎌倉から通っていました。 当時の大学は片道2時間半。 「毎日遠足だね♡」と友人たちに半ば同情されながらも 4年間通い続けたのでした。 そ

古民家の魔法

  鎌倉山に小さな学童保育施設「鎌倉学び舎」があります。 100年近く大切に住み継がれた古民家が 子どもたちの放課後のおうち。 縁側の外では深く苔生した立派な枝振りの梅の木が 子どもたちの姿を見守っています。 お家の軒下にはリスの通り道があり、 磨りガラス越しにぼんやりと茶色いシルエットが通っていくと 子どもたちの「あっ!リス!」 という嬉しそうな声が響きます。 木と紙と土と…というように、 自然素材でできた 昔ながらの日本家屋の造りですが、 子ども