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<花便り>合歓の木にエイリアンを見る
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ど、どぅどこだエイリアンは、ということでお天気がいいので合歓の木の撮影です。梅雨時に咲く花の中で、これほど、どういうわけか、雨が似合いません。花が雨で濡れるとしわくちゃになります。
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「ネムノキ(合歓木、合歓の木、Albizia julibrissin)はマメ科ネムノキ亜科の落葉高木。別名、ネム、ネブ。夜になると小葉が閉じて垂れ下がる<就眠運動>を行うことが知られている。」
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「象潟や雨に西施がねぶの花」芭蕉
<読:きさかたや あめにせいしが ねぶのはな>
bing:
「象潟や雨に西施がねぶの花」は、松尾芭蕉の『奥の細道』にある俳句です。現代語訳は、「象潟の美しい景色の中、雨に濡れる合歓(ねむ)の花は、眠りについた※西施の面影を思わせる」となります。
※「西施(せいし、生没年不詳)は、中国の女性。美人として知られ、王昭君・貂蝉・楊貴妃を合わせて中国古代四大美女といわれる。」
眠る花一つに絶世の美女を思うとは、芭蕉とは。。。
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で、その美女の中に、奥の細道長い多数の雄しべが花弁の役割もしています。花びらがないわけですね、そこでよく見ると、その雄しべの中心部に怪しい影が、おっとエイリアン<頂生花>が隠れています。一見するとメシベかと思いますが、雄しべの変形、集合体、<頂生花>です。中心が<頂生花>で周りが<側生花>
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花がキレイなうちは雄しべがきれいなので、めしべはわかりにくいです。ピンクの雄しべがしおれた後で、線状のメシベが伸びてきます。自家受粉をなるべく防ぐ仕組みです。しおれた花の中で直上的に見えるのがメシベです。
(写真無いのか?ごめん)
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<頂生花>の中心部に密があるそうで、小さい虫が頻繁に出入りしています、アリさんも。夜行性のスズメガが吸蜜して花粉媒介の予定。
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<絵入り庵 なーんだ雄しべか 合歓の花>:清愁句
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![清愁](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/102916484/profile_6f6e062aa66c31c5df4833f4b90b9946.jpg?width=600&crop=1:1,smart)