毎日が奇跡です
迷子犬の空(くう)が、わが家にやってきたのは、2009年7月7日。
七夕の朝でした。
今日と同じように、
この日も朝からとても暑い日でした。
朝、町内の掲示板に荷づくり紐でつながれている犬を見つけて、登校途中の次女が、「暑そうでかわいそう…」「何とかしてあげて…」と伝えに戻ってきて、様子を見に行こうとしていたところに、
出勤したはずの夫が、犬を抱きかかえて戻って来たのが、
小さくて弱々しい、怯えて震えている空(くう)との出会いでした。
「一日だけ保護しよう…」
それが家族の一員となり、早13年。
かけがえのない「大切な存在」です。
わたしたちと共に楽しむために、
くうも自分らしく「いま」を楽しむために、
わが家に来てくれた!そう思っています。
「出会い」には、ほんとうに意味があります。
家族とも、人とも、動物とも、蝶や昆虫や鳥たちとも…
出会うモノやコトも、起こる出来事も、
「偶然」はないですね。
ちゃんと流れがあって
いつも「必要な時に必要なものが届けられる」
そう感じています。
わたしは、自然が好き。青空とおひさまが好き。
夫もわたしも、青空の広がる、太陽の輝く日には外で遊びたくなるのです。
それはずっと変わりません。
今は独立して暮らしている娘たちも、太陽の光は大切なものの様です…
コロナ下であっても、人にとっても犬にとってもお散歩は大切でした。
町内一周だったり、
棚田の広がる仰木の里山散策だったり、
比良山系の山登りだったり…
夫とわたしとくうと、楽しみを共有するということが、本当に楽しくて、心地よくて、幸せを感じる時空間でした。
でも、楽しい時間が永遠に続くとは限らない。
昨年の10月、くうが突然歩けなくなり、病院に連れて行くと病気が見つかり、緊急手術。年を重ねているので、成功率は50%と言われたけれど、生命力を心から信じていたら、元気に回復。今も、とても元気です。
2019.6~2021.3ごろまでは、比叡山、比良山系の蓬莱山、釈迦岳、堂満岳、武奈ヶ岳、等々… 本当にいろんな山々に一緒に登ってきました。
いつも先頭に立って、元気にずんずん登って行くくうは、「早くおいで~、一緒に登ろう」というように、振り向いてじっと私を待ってくれたり、私のところまで迎えに来てくれたり…
夫と共に優しく私を見守りながら、いつも愛を注いでくれました。
いつも、ほんとに生き生きと山登りを楽しんでいたのだけれど…
最近は、びわ湖岸や庭で、ゆったりのんぴり、
ひなたぼっこがお気に入りとなり、
山にはあまり同行してくれなくなっていたのです。
ところが、今年の6月、
また一緒に山歩きを楽しむことができたのです。
「箱館山」に感謝です!
スキーシーズンには何度も行ったことのある山。
オフシーズンには
くうも ゴンドラに乗せてもらえたのです~
山に着いたら、生き生きと山を登っていく、くうの姿がありました。
また元気に、山道を登っていけたこと、
久々に一緒に山あそびが楽しめたことが
とても嬉しかったです。
目の前にいる人(動物)と日々
「いま」を楽しみましょう
日々、素晴らしいギフトが届いています。
あたりまえに感じるような日常にも…
毎日起こることすべてが特別であり、
「奇跡の連続」そう思うと、
毎日がとても愛おしく思えてきます。
日々の小さな喜びを重ねながら、
自由に軽やかに心地よく生きたいですね。