今を意識する瞑想は、時間を積極的に直観しその流れを認識するトレーニングだと個人的に思う。 時間とは自分の内面を見通す形式である。その力を鍛えると、内面にある自分の今の気分も客観視できるようになり、落ち着いた心が得られる。 結果的に他者への共感も深まるのだ。見えるものが変わるよ。
7と5の和が12であることは量的に見て、その対象物が固形で完全に分離しているなら分析判断だが、流動性を帯びていて融合する可能性があるなら、今の技術ではまだ総合判断と言えるのでないか。 12個のリンゴを7個と5個に分けるのは簡単だが、12ℓの水を7ℓと5ℓに分けるのは困難だからだ。
カントが外的直観能力(外官)の形式は空間で、内的直観能力(内官)の形式は時間だということを書いていたけど、この解釈で正しいのだろうか。 そしてこの外官と内官とは、心理学的な外向的直観と内向的直観に等しいものなのか。どれも判然としないので、もっと煎じ詰めて考える必要がありそうだ。