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24時間コンビニ営業のママを卒業した話
とにかく子供と向き合おう。
子供のやりたい事に目をむけて、
子供の話を聴こう。
そう思っていた。
「ママなら話を聴いてくれる」
「ママなら自分のやりたいように遊んでくれる」
「ママならわがまま言ってもいい」
そんな安心感を持ってもらえてるつもりだった。
育児書だって、そうしようって書いてある。
充分に受けとめてあげようって。
•••なのだけど、最近ギモンが湧いてきた。
毎日、まいにちその生活をしていると、
イライラが心の中にどんどん溜まっていくのだ。
膿のように。
そうすると、大したことのないほんのちょっとしたきっかけで、怒りが沸騰してしまう。
子供たちもなんでそんなにママが怒ってるのかわからない。そんな怒り方を月に何回かしてしまう。
それじゃお互いのためによくない。
子どもの笑顔はもちろん大好きだし、
一緒にいろんなこと体験したいけれども、
子どものやりたいこと=私のしたいこと。ではない。
子どものよろこぶこと=私のよろこぶこと。でもない。
仕事をされてる方が、少しの時間、子供と向き合おう。その時間を取ろう。というのとは違って、
専業主婦である私は、子供と向かい合いすぎるのかもしれない。
子供中心ではなく、自分を優先する時間。
自分をケアする時間もとても大切なのではないか。
「ママー!」の呼びかけに、100%、家事を中断しつつ子供のそばまでかけていって、応えていたけど、60%くらいにして、30%は「今これやってから行くね」10%は「目の前に子供が来るまではスルーする」も、必要なのではないか。
だって。ママはひとりの人間だもの。
ドラえもんではないもの。
子供に合わせて動く。他者軸から、
自分はどうしたいか考えてから動く。自分軸へ。
何かやってあげたい自分ばかりを優先せずに、
「休みたい」「漫画読みたい」「なにもしたくない」
自分の声も大切に。
スキマ時間でいいから、自分を大切にしはじめたら、
以前よりぐっと、イライラが溜まらなくなってきた。
24時間営業のコンビニのようなヘトヘトママから、
気まぐれで営業するママに変わったら、
やらされてる感満載だった子供希望のゲームも、
宿題を見ることも、楽しんでやれるようになってきた。
「ママ、ゲームしよう!」「3回だけね」
「ママ、これ見て!」「もってきてー」
「ママ、今日ね」「あと5分まって話聴きたいから」
「ママのお膝に座りたい」「本読みながらでもいいならいいよ」
「ママー!」「もう今日は、疲れたので今から漫画読みます。」
どんなところに球を打っても返してくれる安心感。
それが今までがんばってきた「ママ」だったけど、それだと、続かないので、
「この範囲なら打ち返せるよ」
「ママがしたいことはこれだよ」
そう言ってもいいんだ。と少し力が抜けたのでした。
それでも、毎日2人の「ママー!」は、続きます。
同時に言われて片方をパパに託したり、
順番決めてなんとかこなしたりする毎日です。
くたびれることも多いけれど、
やっぱり「ママー!」と呼んでくれること。
うれしいなぁと思う毎日です。