ブルマン一座の読書会(あらすじ)
2021年。とあるカフェで開催された読書会に参加したのは、いわくつきの面々だった。家事代行のパートで闇の営業をするバツイチ女性、キャバクラ嬢に入れ込み金銭問題を抱える青年、実直な紳士でありながら患者と密約を交わす医師。彼らが月に一度集まり、新刊本について語り合う時、それぞれの人生が浮かび上がる。
課題図書はすべて2021年に発売されたもの。読書会でのやりとりがそのまま課題本のブックレビューとなっている。紹介される本は下記の通り。
『テスカトリポカ/佐藤究』(KADOKAWA)
『消失の惑星/ジュリア・フィリップス』(早川書房)
『歌うように伝えたい/塩見三省』(角川春樹事務所)
『つまらない住宅地のすべての家/津村紀久子』(双葉社)
『泡/松家仁之』(集英社)
『正欲/朝井リョウ』(新潮社)
『台北プライベートアイ/紀蔚然』(文藝春秋)
『僕だって、大丈夫じゃない/キム・シヨン』(キネマ旬報社)
『イングランド・イングランド/ジュリアン・バーンズ』(創元社)
『飼い喰い/内澤旬子』(KADOKAWA)
『複眼人/呉明益』(KADOKAWA)
『最終結論「発酵食品」の奇跡/小泉武夫』(文藝春秋)