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115.織姫が恋愛を応援⁉︎恋愛成就の機物神社と七夕まつり

梅雨もすっかり明けて真夏に近づいてきましたね。
私の大好きな7月がやってきます。

7月7日は七夕の日。
ということは
織姫と彦星が1年に1回会う素敵な日。
年に1回しか会えないなんて物語としては素敵だけど
現実ではなんて寂しいお話。

七夕では短冊に願いを書きます。
小さい頃に経験したことがあるのではないでしょうか。
皆さんはどんな七夕の思い出がありますか?

私にとっては大きなイベントの日でした。
というのも、地元である交野市と七夕は深い関係があると
小さい頃から聞いていたからです。

では実際どんな関係があるのか解いてみたいと思います。


なぜ七夕にゆかりがあると知ったのか

花火大会などの大きな祭りとは別で
小さい頃からTHE地元の祭りといえば「機物神社(はたもの神社)の七夕まつり」でした。

ちょうど7月のテスト期間前ギリギリ。
テスト勉強を頑張ることを約束にお祭りに行って遊んだり
食べたいものをおねだりするのが主流でした。

機物神社という名前だけあって
鶴の恩返しに出てくるような織物機械が飾られています。

そして近くには天の川が流れています。
地元では有名な川で、川を超えて市が変わるような場所にありました。

七夕といえば「天の川」
天の川を挟んで織姫と彦星が会いますよね。
その由来である天の川が流れているのもあり
地元・交野市は七夕とゆかりがあると知っていました。

七夕との関係 歴史

時代は奈良時代まで遡ります。

奈良から京都に都を移した桓武天皇は、鷹狩りが大好きでした。
桜が美しくてキジが多いと評判の交野が原へ、桓武天皇がたびたび訪れると、いつか交野が原は、平安貴族のための桜狩りと鷹狩りのリゾート地となりました。
そのようなリゾート利用者の中に、惟(これ)喬(たか)親王(しんのう)と在原業平(ありわらのなりひら)の主従がいました。
花見や狩り、和歌をよく楽しみました。伊勢物語には、その様子が描かれています。
その中に、在原業平が詠んだ和歌がのっています。

狩り暮らし 棚機(たなばた)つめに 宿からむ 天(あま)の川原に われは来にけり

交野には、天の川という名の川が流れているので、業平は、ここを七夕伝説の地に見立て、風流心で読んだに違いありません。
それ以来、清少納言も交野は七夕の里と書き、多くの歌人も交野を七夕の里として七夕の和歌を残しました。

交野の七夕まつり

私が知っているのは清少納言の時から。
神社に残されていた有名のものもそうだったような記憶です。

しかし実際には奈良時代から由緒正しい歴史があったことを知り
今まで以上に地元に愛着がわきました。

かつてのリゾート地だったなんて
田舎町だと思っていた私にとっては箔が付く嬉しいポイントです。


なぜ機物神社で七夕まつりが行われているのか?

近くに天の川があるからのゆかりだけでなく、
機物神社特有の由来があるそうです。

織姫様として有名な「天棚機比売大神(あまのたなばたひめおおかみ)」を御祭神としていることから、七夕祭りの由来となっています。
住宅地からほど近いのですが、不思議と喧騒を感じることなく、境内は静かで穏やかな雰囲気となっています。
恋愛成就にもご利益があるということで若い方も多く訪れます。

機物神社

織姫様側の由来なのですね。
確かに、機織りをするのは女性の仕事。
というのも世界的に有名で海外では女性の子供の仕事としても
使われたりするほど女性にまつわるものです。

女性の私としては、親近感があることと
彦星に会えるかもしれない恋の場としても
きっかけになると嬉しいのもあり
恋愛成就のご利益としても歴史を知ると
よりいきたくなりますね。

どんな七夕まつりなの?

毎年7月6日・7日に、機物神社で七夕まつりが行われています。
1979年(昭和54年)から続いている歴史ある祭りだそうで、
2日間で延2万人が来社するそうです。

境内には笹竹がたくさん並んでいて、短冊にお願いごとを書いて飾ります。
学校でも書くのに加えて、
ここでもお願いごとを書いては飾っていました。

〇〇くんが好き とか
水泳のテスト受かりますように、とか
今でも子供が書いている短冊を見るとほっこりしますよね。

また、7月7日の深夜には、
逢合橋(あいあいばし)から笹飾りを天の川に流す
灯籠流しのような「七夕流し」を神事として実施されているそうです。

深夜に行われているため、私は拝見したことはないですが、
私たちの願いが叶うよう、
そして織姫と彦星の素敵な時間となるよう
願いが込められているのでしょう。


七夕まつりの思い出

子供頃からこの七夕まつりには行っていて
近くのたこ焼き屋に寄ってから行ったり
屋台のかき氷でシロップかけ放題があり
混ぜすぎてよくわからん色になってしまったり
得意のスーパーボールすくいに熱中して
1つのポイで100個もとっちゃったり
とにかく祭りを楽しむ人でした。

小学校6年生の時は受験勉強もあったので
ラスト祭りとして楽しんだのを今でも覚えています。
短冊には、合格祈願を書きました。

結果として中学校合格できたのでとても嬉しいです。


恋愛成就のご利益が発揮することはありませんでしたが
地元の友達で、地元同士結婚し素敵な家庭を築いている友達は
一緒に七夕に行ってたのかもしれません。

その子供たちがまた機物神社の七夕まつりを楽しむと思うと
思い出深い場所になりますね。

仕事もあり、七夕の時期に地元に帰ることは
すっかりなくなってしまいましたが
コロナも明けておまつり再開しているので
近々彼氏を連れて行ってみたいなと思います。

東京でもお祭りが再開しそうなので
今年の夏は出会い&屋台で楽しみですね。

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