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159. お雑煮は白味噌。地域柄が出る年の瀬の過ごし方

私は就職を機に東京に出てきました。

大晦日、お正月に感して
関東にきて一番驚いたのは
それは「お雑煮が味噌じゃない!」ってこと。

大阪府出身ですが、両親は京都の人。
わたし以外、近い親戚みんな京都人。

なので年末年始も京都らしい過ごし方らしく、
それを知ったのは東京に出てきてからでした。

ほんとうに一度は食べてみてほしい
「白味噌のお雑煮」
とても美味しいです。

ほんのり甘くて、濃厚で、
お餅との相性が抜群です。

関東の醤油ベースも食べてみたいとは思いますが
やっぱり育ってきた味に落ち着きますよね。

ただ白味噌を食べる時ってお雑煮の時しかなくて、
他の出番一切イメージなし。
不思議ですね。

前振りが長かったですが
年の瀬なので、せっかくやから
なぜ京都だけ白味噌のお雑煮なのか
大晦日の風習はあるのか調べてみました。 

白味噌お雑煮文化の由来

理由の一つは、白味噌の発祥が京都であること。

時は平安時代まで遡ります。
白味噌を作るのにはお米をたくさん使うそうで
当時は貴族の間で嗜まれたようです。

本来、お味噌は保存食として作られます。
一方で白味噌は発酵期間が10日ほどと短く
塩も少なめに作ることから保存としてではなく
平安時代の甘味物としてもあったようです。

たしかに、
白味噌を使った餡を中に入れた和菓子も
京都の名物な気がします。


もう一つの理由は、神様が好むのが白色であること。

お雑煮とは本来、歳神様に捧げるものだそうです。
お正月にはどの家にも歳神様が訪れるそうで
1年間家を守ってくれる役割をしています。
お出迎えのためにも白味噌のお雑煮を用意して
一緒に食べるという風習だそうです。

やから悪いこと起こらんのか。なるほど。


醤油ベースの関東お雑煮を食べたことないので
断言はできないですが、
きっと具材は同じ。味噌か醤油の違いだけ。

大阪は赤味噌らしいのでこれまた違いますね。

年末年始を考えると
白味噌のお雑煮が恋しくなりますね。
食べたことない方々、
是非お正月に京都に遊びにきて食べてみてはいかがでしょうか。
とりこになりますよ。

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