サンジョルディって何の日?
さてさて、やってきましたよ~
異国文化にふれる回。
または会。
日本人には謎だらけの St.Jordi(サン・ジョルディ)の日 についてです。
誰や。
そして何をするんや。
それをお話していきます。
バルセロナで生活を送っていたある日、
突然と街が本屋の出店で埋め尽くされました。
そしてそれとならんで目に留まるのが、真っ赤なバラたち。
メイン通りは、
人ひと人ひと人ひと
なんのフェスティバルが始まったかと思っていたら
タイミングよく義理父からメール。
「 chica、 本は買ったか?」
なんだ?本を買うお祭りなのか?
私の中に、異国文化の 新規ファイル📂 が追加されました。
では、St.Jordi(サン・ジョルディ)の日を、
簡単に説明しましょう。
ある物語のお話し。
むかしむかし、カタルーニャと呼ばれる国に、怒り狂った恐ろしいドラゴンがいました。
そのドラゴンの怒りを鎮める為に、住民は毎日2匹ずつ羊を生贄として与えていました。🐑🐑
---(羊、可哀そう。。)---
しかし、そのうち羊の数も減ってきたので、
計画変更。
羊1匹🐑と、もう1匹の羊のかわりに、若者または娘が生贄として差し出されました。
そして、その生贄は 籤(くじ)によって決められていきました。
---(なんと恐ろしい地獄の世界観。。)---
ある日のこと、王様の娘が生贄の籤(くじ)に当たってしまいました。
王様は国民に頼みます。
城中の財産や国の半分を与えるから、どうか娘を生贄にしないでくれと。
---(必殺、権力を武器にしたUNOでいうドローフォーですね。)---
しかし、自分たちの子どもが犠牲になった国民は許しません。
ドローフォーの効力も利きませんでした。
そして、泣く泣く王は娘を生贄として差し出すことにしました。
そして、王の娘が湖のほとりでドラゴンが現れるのを待っているところに、
物語の主役 Jordi(ジョルディ)が馬に乗って現れます。
娘は、訳を説明し危険だから早く逃げて欲しいと頼みますが、Jordi(ジョルディ)はドラゴンと戦うことを決めます。
---(なんと紳士なお方。ほれてまうやろーーーーー)---
ドラゴンが娘を狙い、大きい口を開けたところに、
槍を突き刺して、そのまま喉から心臓に・・・
---(そう! きっとその光景は、
一度見だしたらハマってやめられくなった
進撃の巨人
鎧を破壊する 雷槍(らいそう)を操る
最強の兵士!リヴァイ
のように強く勇敢に!!!)---
ドラゴンは血を流しそのまま息絶えました。
その血が流れた場所には美しいバラが咲き乱れ、
その中で最も美しいバラを永遠の愛のシンボルとしてJordi(ジョルディ)は娘に贈ったんだとか。
その Jordi(ジョルディ)の命日が 4月23日 にあたり、
バルセロナのあるカタルーニャ州では、この伝説を元にこの日は祝祭日となっていて、
男性は、愛する女性にバラの花を贈るのです。
このバラを贈る歴史は、なんと15世紀にさかのぼります。
・・・・。
ちょ まって。本は?
あります。本の話。
本を贈る歴史は、1927年に誕生しました。
当初は10月27日のようでしたが、
小説「ドン・キホーテ」の著者であるスペインのミゲル・セルバンテスの命日であるとともに、「ロミオとジュリエット」「ハムレット」で有名なウィリアム・シェークスピアの誕生日かつ命日に合わせ、4月23日に変更。
そして、
女性は男性に本を贈る風習が広がったようです。
また、1977年以前、カタルーニャが自治権を獲得する前のフランコ独裁時代には、公用語としてカタルーニャ語を使うことが禁止され、サン・ジョルディの日もカレンダーからは消されてしまっていたそうで、
本を贈る習慣は、ひそかにカタルーニャ語の本を贈ることで、
カタルーニャへの愛を確かめるという特別の意味
もあったそう。
何ともロマンチックな愛国心ですね。
そのおかげでしょうか。カタルーニャ国は無くなってしまいましたが、今でもバルセロナでは、スペイン語と共に、カタルーニャ語が公用語として存在し続けています。
また、今は男女ともに本や花を贈りあうこともあるし、親子や友人の間でも贈りあうようですよ。
私も以前に買いました。
St.Jordi(サン・ジョルディ)にまつわる物語の本を。
しかもカタルーニャ語。
でも、これ実は、
スペイン語の本だと思い込んで、読めもしないカタルーニャ語の本を間違って買ってしまったという、
ズッコケ話。
ロマンチックとは程遠かったですね、
さて、4月23日に、愛する人にサプライズで本をあげてみるのは
いかがでしょう。
もちろん、わたしがおすすめなのは、
---(でた、カタログーーーーーーーーー(;'∀')本じゃないw)---
でもね、今ならシーフォースのオンラインショップから0円で購入できて
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もちろん私の購入した作家さんの絵本もおすすめ。
彼女の絵は優しいタッチで癒されます。
カタルーニャ語ですが、Youtubeでも彼女の本が紹介されていますよ。
Sant Jordi té por del drac
それではまた! アスタ ルエゴ~
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工具娘Chica
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