糸鋸(いとのこ)の用途と使い方
こんにちは、シーフォースのカミカミです!
今回は糸鋸についてお話しようと思います。
糸鋸とは
読み方は「いとのこ」です。
そのまんま「糸状のノコギリ」な製品です。
小さくない?普通のノコギリのほうが切りやすいんじゃないの?
と思いませんか(私は思いました)
確かに、パワーやスピードは普通のノコギリのほうが数段上です。
ですが糸ノコは、その小ささと糸の細さで
とても小回りが利く
のです。
たとえば「厚み1センチの木材を、直径3センチに切り抜く」というミッションがあったとします。
普通のノコギリ
普通のノコギリ…丸に近づけるために何度も切らないといけない
糸ノコ
糸ノコ…線に沿って切れるので、必要最低限の工数で丸く切り抜くことが出来る
糸ノコは、小さいものを切る・自由な形に切るという目的にとても適した道具なのです。
小さな木材パーツを切り出したりするDIYにはお勧めです!
いえ、木材だけじゃないですよ。
刃の種類(ノコ刃といいます)を変えれば金属だって切れるんです。
ノコ刃には色々種類があって、ざっくりと
●木材用…荒目(あらめ)
●樹脂・プラスチック用…中目(ちゅうめ)
●金属用…細目(さいめ)
に分けられます。
荒目は、25.4mmの中に刃が16個
中目は25.4mmの中に刃が20個
細目は25.4mmの中に刃が40個
極細目は25.4mmの中に刃が60個
DIYに使われる糸ノコ刃は上記のように分けられていますが、宝飾用の糸ノコ刃はもっと細かく番手が分かれています。
#0くらいが中目です(メーカーによって異なるので、あくまで目安です)
荒ければそれだけ早く切れますが、材料に引っかかったり、方向転換しようとすると折れてしまったりします。バリも出やすいです。
細かいと進みは遅いですが、方向転換や曲線も得意です。バリも少ないので後処理がラクです。
糸ノコを上手く使うコツは
①材料を作業台にしっかり固定する
クランプ等を使用しましょう。
傷つきやすい材料の場合は間に布を挟みます。
②材料に対して90°の角度で刃が当たるようにする
斜めにすると刃がすべってしまいます。
③力を入れない
力を入れると刃が折れやすくなります。
軽い力で回数多めに動かすほうが結果的に綺麗に切れますよ。