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#1【ご挨拶】文学部生が新卒で魚屋になりました

はじめまして!布施商店の小川 凜です。

この度、フィッシャーマンジャパンが企画・運営されているSeaEOプロジェクト1期生として「SeaEOプロジェクトとはなんぞや?」をお伝えするべく、note連載を始めることになりました。

はじめましての今回は自己紹介をお届けします。

みなさん、水産と聞いて何を想像しますか?

  • 朝早くから仕事に出て肉体労働が多くて辛そう。

  • 仕事がきついのにも関わらず給料が少なそう。

  • 魚の粘膜や鱗にまみれて汚なくなりそう。

これらは文学部生である自分が水産業界に飛び込む前に思っていたことです。
※実際のところ、実際に働き始めてこれらは基本的に間違っていなかったことを知るのですが。笑

それでも「なんで文学部生だった自分が水産業界、ひいては石巻で働いているのか?」

自分がどんな気持ちで石巻へ来て、石巻で働き、そしてどんな未来を紡いでいきたいのか。

自分の棚卸しの意味も兼ね、このnoteという場所では、等身大の自分を発信できたらと思ったり思わなかったりしております。

ここまで徒然なるままに書き綴ってきたのですが、「いやそもそもあなた誰ですのん」というツッコミが入っている気がするので自己紹介をしておきます(遅くてごめんなさい)

自分は小川 凜(おがわ りん)といいまして、「人財」と「食」に興味がある新卒1年目26歳です。

自分は三重県桑名市にあるなんてことない家庭の3人兄弟の真ん中としてこの世に生まれ落ちるのですが、自分の両親&親戚がほぼ教師ということで自分の興味関心に「教育=人財」が大きくあります。

また、高校時代に『銀の匙』を読んだことがきっかけで、文系(心理学)の進路を考えていたにもかかわらず「牛を育ててみたい!北海道にも住んでみたいしね!」というユルフワな気持ちで一浪という時空のゆがみを体験しながらも北海道の大学(文学部)に入学。大学時代はバックパッカーがきっかけとなり部活をしつつ休学を2回もしてフィールドワークに勤しんでました。

大学4年生のときに漁協でフィールドワークしていた時の写真

このように「人」と「食」に興味がある自分なのですが、よく周りから聞かれる質問があります。それは

「どうして文学部なのに水産業界に進んだのですか?」と。

本当にそうですよね、自分でも同じような質問をするよな〜と思います。
だって自分の同期で水産系(しかもゴリゴリの産地かつゴリゴリの加工屋)の進路を選んだ人はいなかったので。(周りからは「正気?」「本当に大丈夫?」と言われ続けました。笑)

「じゃあそんな”普通じゃない”進路を選ぶということは何か特別な理由があるのだろう。」

そう皆さんは思われるかもしれません。
しかし、大変申し訳ないのですが、そんなたいそうな理由はないです。
※たいそうな理由を壮大に語ることはできるのですがそれは”リアル”じゃないし、この場では必要なさそうなので割愛

その理由を等身大の自分で答えるとするならば「たまたま」であり、「偶然」でしかないです。ただ、たまたまフィールドワークをしていたら漁師さんと会い、意気投合したのが最初のきっかけで、そこから水産関係の方にたくさんお世話になり、気がつけば外堀を埋められていた感じがしないでもない。

またそれ以上に、自分自身、「何者かになりたい」という気持ちは家庭環境の影響で昔から漠然とずっとあり、「水産業界で活動している人が少ない」という市場分析的点から「水産業界なら自分は何者かになりやすいんじゃないか?」という仮説を持って飛び込んだ というしたたかな思惑も多分にあります。

割と自分本位な理由ですよね。自分でも書いていてそう思います。

それでも、自分なりに2年とちょっと、独学ではあるけれど水産のフィールドに関わってきて思ったこと。

それは

「産地加工のポテンシャルを最大限高めることができたら斜陽といわれる水産業でも勝ち筋を見出すことができるんじゃないか?」
「業界内の人と人との関係性を”なめらか”にすることができたら閉鎖性のある水産業でも革新がうまれるんじゃないか?」
「自分が水産業界のプレーヤーになることで水産業界での地域共同採用が加速し、3K(危険、汚い、きつい)である水産業にも人財が集まるんじゃないか?」
「自分が頑張ることで、今までお世話になった水産関係者にミニマム100倍でお返し&これからの人たちに恩送りができるんじゃないか?」

そう思いました。
だから水産業界に関わっているのでしょう。

また、進路を石巻にしたのも、割と偶然です。
就活で悩んでいて、どうしようかな〜と思っているときに知り合いから紹介されたのがフィッシャーマンジャパンで、そこから今の会社を紹介してもらい、ご縁があったので入社しました。

改めて振り返ってみて、自分の人生は「たまたま」で出来ているなぁ、、、と痛感します。
それがいいのかわるいのか、もしかしたら’よりよい’他の選択があったのやもしれませぬが、この幾重もの「たまたま」が繋がり、ここ石巻で色々な経験をさせてもらえているのは、悪くないどころか自分にとってかけがえのないものとなっています。

次回の記事では「じゃあ石巻で具体的にどんなことをしているの?」という質問に答えるべく、「会社での仕事内容」「石巻での日常」「SeaEO生として感じること(良いことも改善すべきだと思うことも)」を等身大で書けたらいいなと思っておりまする。

もし良かったらコメントでも、以下の連絡先からDMでも頂けたら嬉しいです。それを励みに仕事頑張ります。

あ、一応ですが小川の人生史(大学卒業まで)も載せておきます。
知り合い曰く「カロリー高めで読むと”胃もたれ”する」とのことでした。笑
確かに自分も久しぶりに読んでお腹いっぱいになりましたが、自分のやりたいこと探しや進路選択の際の何かの参考になればという気持ちで置いておきます。もし興味があれば参考にどうぞ笑
https://note.com/kirin1118/n/n35d18bd98628 

最初の投稿にて、こんなに長文を書くとは思っておリませんでした笑
もし最後まで読んでくださった方、本当にありがとうざいました!
次回も書きますのでもしよければ読んでみてください♪

では次回またお会いしましょう!ではでは!!

↑クソ寒い中なぜか外で弊社商品を抱えながら写真をとりました。理由は特にありません。そんなときもあります↑

小川凛
株式会社 布施商店
 
1996年三重県桑名市生まれ。北海道大学文学部卒。休学中にカンボジアで見た豚の屠殺がきっかけとなり、食領域へ興味を持つ。その後、水産の世界を知るべく、漁業協同組合でのアルバイトや魚食の普及活動に取り組む。卒業論文では社会学を切り口に北海道の昆布の流通について執筆。2022年4月、布施商店に新卒入社し、営業・商品開発などを担当している。

Tw:https://twitter.com/kirin_1118
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