【イベントレポート】なぜZ世代の若者は、三陸の水産業界に飛び込むのか？
11月10日POTLUCK YAESUにてNewsPicks Re:gionとのコラボイベントを開催しました。
お越しいただいた皆様、ご登壇いただいたNewsPicks Re:gion編集長の呉琢磨さん、皆さんに御礼申し上げます。
登壇者
イベント内容
大学生を中心とし、今まで200名以上の若者が三陸の水産業界に飛び込んだインターン。2022年には3人、2023年には3人が、都会を離れ、大学卒業後の新卒・第二新卒で三陸の水産業界に就職した「SeaEO採用」。これらのプロジェクトをコーディネートするのがFisherman Japan。
水産資源の減少、担い手不足、販路不足。
そんな課題で溢れ、衰退産業とまで言われている水産業に、なぜ今、Z世代の若者が飛び込むのか？
若者が地域課題に安心して飛び込める「SeaEO採用」の発起人である、一般社団法人フィッシャーマン・ジャパンの松本裕也、長谷川琢也とNewsPicks Re:gion編集長の呉琢磨氏が語り合いました。
たった1人の大学生から、変化の兆しが生まれた
呉琢磨氏より「若者が参画すると水産業はどう変わりますか？」という問いに対し、松本が若者は地域課題のドアノッカーであり、率直な意見が経営者に新しい気づきをもたらすと話しました。
ある大学生インターンの報告会で「こんな想いを発表していいのか？」とインターン中の企業への率直すぎる内容を伝えるか悩む大学生に、松本は発表していいと伝えます。結果、その発表を聞いた他の企業の経営者が「若者にこんな想いをさせてしまう、石巻の水産業でいいのか？」と声をあげ、複数社がフィッシャーマンの活動に協力的になり始めたそうです。
「地方の企業」と「東京の企業」でのインターンの違い
急遽、フィッシャーマン・ジャパンとNewsPicksの２社でインターンをしている野上氏も交え、地方の企業と東京の企業でのインターンの違いについて話し合う場面も。
「『Z世代』の学生が三陸の水産加工会社でインターンをすることで得られるもの」、「東京の会社と地方の会社、長期インターンの違い」などのテーマを話し合いました。
大学生ゲストの野上氏は、地元のまちづくり事業をきっかけに地域経済に興味を持ち、長期インターンとして石巻で活動しています。三陸の水産業界に「飛び込む」ことで直面した「地域経済」のリアルや東京でのNewsPicksインターンとを比較したことでわかる「困難」や「やりがい」について話しました。
「地方企業のインターンでは、企業が求めていることをしっかり読み取ることが大事」という気づきや、Fisherman Japanの活動で学んだ地域経済を興すことの難しさに直面したことなど、三陸の海に飛び込んだ「Z世代」ならではの思いも伝えることができました。
参加者の声
東北の高校生から都市圏の学生、社会人まで….全国各地で活躍する「Z世代」の皆さんが集結しました。
イベント終了後には交流会が開催され「海の問題」に興味を持たれている社会人の方からインターンをはじめとした「キャリア」について考える学生などがそれぞれの思いをぶつけ合いました。
ご参加いただいた方からは、Fisherman Japanの取り組みについて理解を深めれたという意見や、交流会での新たな「出会い」を喜ぶ声も上がりました。
交流会が楽しかったです！出会いの場を作ってくれてありがとうございました。「キャリア」について考えるきっかけにもなりました。
実際に石巻で活動されている方のお話を聞き地域の経済を動かすことの難しさを改めて知ることができた。自分も地方創生に興味があり、参加者の中にも地域で活躍している方や将来地元の経済をよくしたいと思っている方がおり、「地域経済って面白い」と改めて感じることができる1日でした。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました！
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https://seaeo.fishermanjapan.com
事務局：フィッシャーマン・ジャパン
jinzai@fishermanjapan.com
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