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「立ち読みしなさい!」を読んで

今日は最近読んだ「立ち読みしなさい!」という
苫米地英人博士の著書について書いてみたいと思います。

苫米地英人博士は認知科学者であり、これまでに160冊以上の本を出版しています。私はそのうちの「脳にいい勉強法」「1日10分で脳が生まれ変わる」「言葉があなたの人生を決める」などを読んだことがあります。
それらの本に共通するのは、「どうしたら目標達成するために脳を最大限に生かすことができるか」という成功法則について書かれている点だと思います。

この「立ち読みしなさい!」も、夢を叶える方法について書かれています。

今日は簡単にその中から3つのステップについてお話しします。

ステップ1
あなたには夢がありますか?

あなたには叶えたい夢がありますか?
そのことを考えるだけでありありと目に浮かび心がワクワクとするような夢を持っているでしょうか?

この本には、ゴールを設定することこそ夢を叶える第一歩だと書かれています。
なんとなく「こうなるといいな〜」「なりたい」ではなく、「絶対に〜になる!」と決断することです。人は夢やゴールや夢がなければ、行動しません。
思い切って人生を変えるような大きな決断をしましょう!

ゴールを設定するとは、好きなモノ、好きなことを見つけること。
あなたが心から情熱を注ぎ込むことができる”夢”を見つけるという意味です。
自分の中に熱いナニかを感じることです。
人間味溢れる感動的な人生を送るということです。
人には大切な感情があります。
感情を大きく揺さぶる人生を送りましょう。
素晴らしい人生には、必ず素晴らしい”夢”があります。
素晴らしい人生を送るために、まずはあなたの夢を高く掲げましょう!

ゴールを設定する2つの効果

1、目的地を明確にすること。
これは当然のことですね。目的地を明確に決めるということは、カーナビに”大体そのあたり”ではなく、明確な住所の番地まで入力することと同じです。そうして初めてあなたはカーナビの案内によって目的地にたどり着けます。
まずはゴールを具体的に設定しましょう。

2、あなた本来の素晴らしい才能を目覚めさせること。
ゴールを設定することのもう1つの重大な効果は、あなたの中に眠っている素晴らしい才能を目覚めさせことです。あなたの中のスイッチがoffになったまま眠っている能力をonにします。

そしてゴールを設定する際に大切なことは、あなたが本当にやりたいことをゴールに設定することです。
have to(やらなければならないこと)ではなく、
want to(本当にやりたいこと)をゴールに設定しましょう。
本当にやりたいことならば、あなたは勝手にやるでしょう!
「本当はやりたくないことを頑張る努力ではなく、
本当に叶えたいことをする努力」をしましょう。

コンフォートゾーン
コンフォートゾーンとは、あなたにとって心地よい空間という意味です。ここでは野生の状態から檻に入れられたライオンの例が描かれています。広々としたサバンナで育ったライオンも動物園の檻に閉じ込められて毎日何もせずに餌をもらい続ければ、何年かするうちに牙を抜かれた野獣と同様、檻の中の方が心地よくなってしまう、と表現されています。これは私たちが、現状に不満を持ちつつも行動を起こさずに、ぬるま湯のような現状に甘んじていると、いつしかそれが自分のコンフォートゾーンになってしまうという警鐘です。

ホメオスタシスという危険な敵

コンフォートゾーンという言葉の他にホメオスタシスという言葉が出てきます。
ホメオスタシスとは恒常性維持機能のことであり、強力にあなたの現状を維持しようとします。

たとえば、あなたが「何か行動をしよう!」「自分を変えよう!」「成長しよう!」と思ったとします。それが、あなたが実際に頭で思っていること、考えていることです。
しかしホメオタシスの立場から見ると、それは現状維持ではありません。
現状維持を司るホメオタシスにとって、あなたの成長や行動は悪いことだと判断するのです。つまり「現状の外側へ行こう!」とあなたが強く思えば思うほど、あなたの足を力強く掴んで離しません。現状維持の呪縛から逃れられないのです。

敵を味方に変えるスゴイ方法

しかしそんな手強い的にも、対処の方法があります。あなたの足を力強く掴んで離してくれないホメオスタシスという危険な敵を、あなたの味方につけるのです。
それは現状にではなく「あなたがゴールを設定したその場所に、コンフォートゾーンを作ることです。叶えたい夢の場所をコンフォートゾーンにするのです。」と書かれています。つまり理想のゴールに達した自分の姿を臨場感を持って思い描くことにより、コンフォートゾーンはあなたの理想の場所へと移動させることができます。詳しい例が本書に描かれていますので、ぜひ本を手に取ってみてください。

ステップ2
自信を持つこと

2つ目に大事なことは、自分に自信を持つことです。
自分の可能性を認めること。自分を卑下するのではなく、素晴らしい可能性を秘めていることを認めましょう。あなたが理想とする最高の自己イメージをありありと思い描きましょう。

まず自信を持つことが先、結果は後からついて来ます。

ここではエフィカシーという言葉が出てきます。
「エフィカシーとは、自分の能力の自己評価です。
自分で自分の能力をどう評価しているかということです。
自分で自分のことをどのように思っているかという意味です。
つまり自信を持つためには自分で自分の評価を上げればいいのです。
エフィカシーを上げることができれば、誰でも自信を持つことができます。」

そのエフィカシーを上げ、自信を持つ方法は次のように書かれています。
・ネガティブマインドを排除する。
・過去にこだわることをやめる。
 過去ではなく未来の方を向いてください。チャンスは未来からしか流れてきません。過去は振り返らず前を向いて、今できることを一生懸命やりましょう。それがあなたの地盤を固め、自信と夢と幸せを引き寄せてくれます。

そして自信を持つための具体的な方法が、次のように書かれています。

小さな行動から変えるてみる。
つまり現状のコンフォートゾーンを急激に大きく変えようとすると、ホメオスタシスに必ず邪魔されてしまいます。
ホメオタシスに気づかれないように小さな行動から変えていくのです。
最初はゴールに向かってできる限り小さな歩幅で歩き出してください。
そして小さな歩幅に慣れてくれば、それより少しだけ大きな歩幅で歩いていくのが理想的です。
イメージとしてはゆっくり歩くことからはじめ、徐々にスピードを上げていき、最終的には全力で走る感じです。小さなことから徐々に身体を慣らしていけば、あなたのコンフォートゾーンも徐々に書き換えられていきます。

そしてここで驚くべきことが起こります。

ついにコンフォートゾーンが味方に変わる

これまでホメオスタシスは、私たちが変わることを強力に阻止しようとしてきました。しかしホメオスタシスに気づかれないように、小さな行動から変えて全力で走れるようになった時、今度はその状態が私たちのコンフォートゾーンに変わります。するとどうなるでしょうか?

今までは変わろう!チャレンジしよう!とすればホメオスタシスに足を引っ張られてきました。走りたくても走り出せない状態です。ホメオスタシスが足を引っ張って放してくれないからです。しかし走っている状態がコンフォートゾーンになれば、今度は歩くことができなくなります。常に前向きにパワフルにしている状態です。止まりたくても止まることができません。ホメオスタシスが、私たちの手を引っ張って走ることをサポートしてくれるからです。つまり走っている状態を現状維持させます。
 これまでは、私たちを現状維持という見えない鎖に縛り付け、圧倒的な力で押さえつけてきたエネルギーが、今度はバックアップするプラスのエネルギーに転換されます。

どうですか?ワクワクしてきませんか?
ワクワクしてきたあなたは、すでに夢への一歩を踏み出していると言えるのではないでしょうか。

ステップ3
リーダーになること

ここまで来たあなたは、自分のリーダーになってください。
そして実際に行動しましょう。
そして行動したことによって得た知識や体験を、今度はあなたから発信するのです。それを続けることによって、あなたのまわりにコミュニティーができます。あなたはそのコミュニティーのリーダーです。

リーダーとは抽象度の高い人

抽象度を簡単に説明すると俯瞰で物事を観るという意味です。例えば犬の抽象度を上げると次のようになります。
犬→哺乳類→動物→生物
今度は抽象度を下げてみます

犬→チワワ→ジョン(飼っている犬の名前)
つまり抽象度が低いと1つのものに執着、固執している状態。
抽象度が高いと幅広い視点で多くのモノを客観的に観ている状態です。

抽象度の低い人の視点は常に自分です。一言で言うと自己中心的な人です。
一方、抽象度の高い人は常に広い視野を持ち、物事を俯瞰で観ることができる人です。さらに重要なことは、人の気持ちや考えも手に取るように分かるということです。

また天才と言われている人たちに共通している点は、非常に高い抽象度を持っていることです。抽象度が高くなると、普通の人たちが観ることができない情報空間を観ることができます。

大切なことは、あなたが尊敬できる人を見つけ、その抽象度の高い発信に触れることです。

抽象度を高くするには、抽象度の高い人や情報や場所などに触れ、それを取り込み、さらに実際に体験をする必要があります。

おわりに

さて今日は、苫米地英人さんの「立ち読みしなさい!」を読んで、その内容をところどころ引用しながら簡単に説明してきました。

夢を実現する、成功法則などの本はたくさんありますが、苫米地英人さんのこの本の特徴は脳科学を元にしている点だと思います。
やる気はあるのになかなか現実を変えられない人、どうやったら夢が叶うのかわからない人、そもそも夢なんか叶うわけがないと思っている人、そんな人々に大いに参考になるのではないでしょうか。

私もこれを機会にもう一度、夢に向かって静かにゆっくりと歩き始めたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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