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【転職コラム】「転職を主目的とした離職率」調査!40代前半では54.8%の急増

転職相談の際に、「転職希望される方が増えてまして…」といった内容を聞かれた方いらっしゃいますか?
実際そうなのですが、どのくらいかというとそこまで理解されていない方も多くいらっしゃると思います(別にいいんですけどねw)

今回はミドル層にフォーカスした転職によるアンケート調査がありましたのでご紹介です。最近公開されたIndeed Hiring Labの分析レポートによると、転職を目的とした「自発的」離職率が大幅に上昇していることが明らかになりました。このレポートは、厚生労働省の「雇用動向調査」のデータをもとに、一般労働者(パートタイム労働者を除く)に特化して行われたものです。Indeed Hiring Labは、日本の離職データに対して独自の方法を開発し、より良い仕事を求める労働者が増えていることを示しています。


離職率の上昇が示す転職トレンド

この調査によると、転職を主な目的とする自発的な離職率は、コロナ禍以前の水準よりも高い状態を保っています。つまり、労働者が新しい仕事を求めて積極的に離職する傾向が強まっているのです。

特に注目すべきは、2023年上半期(1〜6月)の離職率が2012年の同じ時期と比べて17.6%増加している点です。2022年には離職率が一時的にピークに達しましたが、2023年も依然として高い水準を維持しています。これにより、労働市場が引き締まっていることがうかがえます。

上記 indeed社より

ミドル層の転職が増加中

20代後半から40代前半の年齢層では、特に転職を目的とした離職が増加しています。若年層だけでなく、ミドル層の40代前半でも転職を目的とした離職率が急激に増加しており、労働市場の中でこの層の人材需要が高まっていることが伺えます。

具体的には、**25〜29歳の離職率は2023年上半期に8.01%となり、2012年と比較して40.2%**も増加しています。また、40〜44歳の離職率は3.80%で、2012年と比較して54.8%増加。この増加傾向は、企業が経験豊富なミドル層の人材を積極的に求めていることを反映しています。

この動向は、管理職や専門職の人材不足、企業の事業拡大に伴う採用競争の激化が背景にあると考えられます。これにより、労働者が今の仕事よりも魅力的な機会を見つけやすくなっている状況です。

上記 indeed社より

考察

この調査結果から見えてくるのは、労働市場がますます流動的になりつつあるという現状です。特に若手やミドル層の転職希望者が増加している背景には、企業側の人材確保競争が激化していることや転職に関する考え方、捉え方の変化が大きく影響していると考えられます。コロナ禍での労働環境の変化やインフレへの懸念が、労働者に新しいキャリアの選択肢を検討させている要因となっているでしょう。今後もこのトレンドは続く可能性が高く、企業側は魅力的な職場環境や成長の機会を提供し続けることが求められるでしょう。転職市場のさらなる変化が注目されます。

< 調査概要 >

  • 調査主体:Indeed Hiring Lab

  • 調査期間:2012年1〜6月〜2023年1〜6月

  • 調査方法:厚生労働省「雇用動向調査」のデータを基に、「自発的」転職率を回帰分析により推計。

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