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【転職コラム】ワークライフバランスの捉え方にみられるギャップ

弊社シーリンクでも「ワークライフバランス」を推奨しており、ワークライフバランスが図れる求人をご紹介しております。
詳細は↓

近年、日本のビジネスシーンにおいて「ワークライフバランス」が重要視されるようになっています。しかし、実際にこの概念が企業の現場や採用活動でどのように受け取られているか、世代間での認識のズレが顕在化しているのではないかという疑問が浮かび上がってきます。

2024年8月、株式会社Reviveが発表した「若手世代のワークライフバランスに関する意識調査レポート」では、20代から30代の求職者が何を重視しているのかが明らかになりました。同調査は、20歳から39歳までの男女計100名を対象に実施され、若手世代の本音に迫る結果が浮き彫りとなっています。


ワークライフバランスの「見える化」と「環境整備」が鍵

調査の結果、若手世代の求職者が最も重視しているのは「心身の健康」と「自己実現」であることが明らかになりました。単に休暇の多さや労働時間の短縮を求めるのではなく、個々が自分らしさを追求し、健康的な生活を送るための「環境整備」が重要視されているのです。

株式会社Revive様 調査データより

さらに、企業が採用活動を成功させるためには、労働条件や福利厚生の「見える化」が求められています。求職者が求める情報をオープンにすることで、働く環境の透明性が高まり、入社後のギャップを減らすことができるという結論に至っています。

株式会社Revive様 調査データより

若手世代が求める「本当の休み」

調査では、若手求職者が休暇を望む理由として、単なる趣味や交友関係の充実以上に「心身の健康」が挙げられています。つまり、若手世代にとってのワークライフバランスとは、仕事の合間に自己をケアし、リフレッシュするための時間を持つことが何よりも重要ということです。企業はこの点を理解し、より柔軟で健康的な働き方を提供する必要があります。

市場のニーズを知ることが、採用の成功に直結

株式会社Reviveのこの調査は、企業側と求職者側のニーズのギャップを埋める一助となることを目的としています。採用においては、企業が提供できるワークライフバランスの「実態」を正確に把握し、それを求職者に対して誠実に伝えることが重要です。若手世代の本音を知ることで、企業側もより適切な採用戦略を練ることができ、求職者とのミスマッチを減らすことができるでしょう。

考察:若手世代のニーズは甘えなのか?

調査結果を基にすると、若手世代が求める「ワークライフバランス」は、過去の世代が経験した働き方と比較して、時に「甘え」だと捉えられることもあるかもしれません。特に、仕事中心の価値観を持つ上の世代からは、心身の健康を優先し、自己実現を追求する姿勢が過度な要求に映ることもあるでしょう。

しかし、この考え方は、時代の変化と共に変容する「働き方」に対する価値観の進化と見るべきではないでしょうか。労働市場が多様化し、デジタル化が進む中で、単に働くことを目的とするのではなく、自分らしく健康的に働き続けることが、新たな基準になりつつあります。求職者が心身のバランスを保ちながら働ける環境を望むのは、長期的なキャリア形成のためにも重要な要素です。

「甘え」と見えるかもしれない要望も、実際にはより持続可能で生産的な働き方を促進するための現代的なニーズであり、企業がそれを受け入れることが、新たな優秀な人材を引き寄せるカギとなるでしょう…と考えますw


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